「ミステリと言う勿れ」の猫への台詞。
2023年 9月9日(土)に「土曜プレミアム」枠で特別編が放送された。
以下引用
本作は、菅田が演じる主人公・久能整が膨大な知識と独自の価値観により、時に優しく、時に鋭い持論を淡々と述べているだけで、登場人物たちが抱える様々な悩み、事件の謎までも、いつの間にか解きほぐされてしまう新感覚ミステリー。今回の『特別編』では、連続ドラマのepisode1に一部新撮を加えたリブート版と、原作コミックス第11巻で描かれている通称・タイムカプセル編が放送される。 注目すべきは、志尊淳が演じる整のゼミ仲間・相良レンだろう。実は、整は大学生なのだが連続ドラマの中では、何かと事件に巻き込まれ、風呂光聖子(伊藤沙莉)巡査や池本優人(尾上松也)巡査ら大隣警察署のメンバーと一緒にいることが多く、あまり学生生活の様子が描かれてこなかった。『特別編』ではレンが新たに登場したことにより、整との出会いや少しではあるが大学での様子も明らかになっている。 また、『特別編』は、episode1のリブート版とタイムカプセル編の短編の2作からなっているのだが、オムニバス形式になっているわけではなく、ゆるく、うまい具合に繋がり、長編ドラマとして楽しめるようになっている。その繋がりのキーマンとなっているのがレンなのである。レンと整は確かに同じゼミに所属しているが、どうやらそこまで深い交流はなかったようだ。では、どういうことをきっかけに「タイムカプセルを探す」という日当1万円の変なバイトに共に行くことになるのだろう。そこには、レンの高すぎるコミュニケーション能力が関係している。噛み合わないように見えて絶妙にテンポのいい、整とレンの掛け合いにぜひ注目してほしい。 タイムカプセル編の注目人物は、整とレンが参加するバイトの主催者・坂巻洋子(篠原涼子)とその秘書の桐江(塚地武雅)だ。坂巻はクールで近寄りがたい印象だが、桐江は柔和で親しみやすそうな人柄。桐江は秘書として坂巻をしっかりサポートしたいと思っているようだが、体調が悪そうな坂巻を気遣うも怒鳴られるなど、なぜか厳しく当たられていた。それでも桐江は坂巻に対して優しい態度を崩さない。さらに坂巻は、時折、悪巧みをしているというよりは、何かを隠したいような素振りを見せ、整が坂巻に話を聞きに行った際には、まるで少女のように微笑んだ姿を見せた。 まるで二重人格のような態度の豹変っぷりを見せる坂巻と、彼女に単純に雇われているだけとは思えない桐江。このふたりの関係性の謎が、埋められたままのタイムカプセルの行方に大きく関わってくることになる。 桐江を演じた塚地武雅は本作について「台本を読んでるだけで涙が出ました」とコメントを寄せている。これまでも、さまざまな謎をスカッと気持ちよく解いていくだけではなく、出来事の背景や関係者の気持ちに寄り添い、最終的に私たちをほっこりとした気持ちにさせてくれていた整。その不思議な彼の能力は今回の『特別編』でも遺憾無く発揮されている。 9月15日には映画『ミステリと言う勿れ』も公開される。このシリーズの温かさを思い出すためにも、本作は必ず観ておきたい一作と言えるだろう。
上記引用
説明が長くなった。🙇♀️
私は以前のシリーズを見ていたので、今回の内容を復習するように見ていた部分もある。
タイムカプセル編は眠くて見逃してしまった。
ドラマは眠くなる時間帯なので通常録画しておくが、「最高の教師」と重なったので
録画しないで頑張ってオンタイムで見る筈だったのですがぽしゃりました。
そんな中で、風呂光聖子(伊藤沙莉)巡査や池本優人(尾上松也)巡査ら大隣警察署のメンバーと一緒のシーンで、風呂光さんが、ペット(猫)をちょっとした隙に亡くしてしまって、落ち込んでいて、先輩から
「ペットが死んだくらいで落ち込んでんじゃねえよ!」
と、どなられていた。
すると、久能整が言う。
「猫は風呂光さんが大好きだったんですね。」と。
彼女は「え?」といった表情になる。
(以下は正確でないかもしれませんが記憶を辿ります。)
「猫は好きな人の前で死ぬ姿を見せたくないんですよ。だから、あなたがいなくなった時に亡くなったんですよ。
僕のおばあちゃんも、亡くなる寸前までいろんな人が傍にいてくれた。
でも、その人たちがちょっと席を外した時に亡くなってしまったんです。
好きな人の前で死ぬ姿を見せたくないんです。」
そこで、風呂光さん無言でシーンは変わった。
今私は、毎日体力と気力を振り絞って生きている猫を見守っている。
寝たきりの毎日の中でも、階段を下りて食事をする場所に横たわっている時がある。
「えっ?階段降りれたの?」
かと思えば、お気に入りの場所からフラフラと歩きだして、階段まで行けなくて途中で横たわって
いる時もある。
「どうした?」
と、驚く。
そっとベッドに運ぶ。
されるがままだ・・・。
毎日、毎日、今回が階下で水を飲む最後の姿ではないか?
「餌がないよ」と催促する最後の姿ではないか?
と、急いでカメラに収めたりしている。
ただ横たわっていると、
「息してる?大丈夫?」
と、触って呼吸を確かめる。
殆ど動かない状態なのだ。
痩せた身体のオムツを替え、口元まで水を運び、飲み方も落ちてびしょびしょになった口周りをぬぐってやる。
そんな状況の今、彼の久能整の台詞が響いた。
だとしたら、大好きな猫はちょっと目を離した隙を見て逝ってしまうかもしれないと心配になる。
私が近づくと、
「う~~ん。」
と甘えた声を出す。
大丈夫だよと、目を振り向けて私を見てくれる。
しっかりとした目だ。
横たわっているだけなのに、突然、歩き出して、ヨロヨロとした足取りで、階下まで行ける時もある。
「凄いね!階段降りて来たんだ!」
と、まだまだ大丈夫と嬉しくなる。
そんなことを繰り返している日々だ。
抱っこして、ベランダで外の空気を一緒に吸う。
少し暑いけれど、時折涼やかな風が猫の毛を波打たせる。
気持ち良さそうにしている。
今夜は大丈夫かな?
明日の朝まで大丈夫かな?
と、眠りにつく。
だから、久能整君の台詞と、風呂光さんの気持ちが、以前見た時と違ってしみ込んできた。
シリーズ中に見た時は全く気付かなかった台詞が、今胸に染みる。
追記。
池元巡査へのごみ箱問題も刺さる台詞。
ごみを出すとは問題。
ごみ箱の数のゴミを集め、分別してからが準備、そこまでしてしているか?と問う。
巡査しどろもどろ。
見えない家事問題が表面化した台詞。