我が家の高齢猫さんは寒い間は朝散歩をお休みしている。
と、いっても、その習慣が無くなると春になってもお散歩をしたがるかは
分らない。
お散歩よりは日向ぼっこの方がいいのなら猫の気持ちに添うことにしようと
思っている。
無理はしないで、好きなように暮らしてくれればいいと思っている。
猫の気持ち次第でいい。
だから、最近はベランダがしっかり暖かくなるまで私のベッドの上で毛布に
包まれて朝寝を貪っている。
ベランダが暖かくなったところで座布団を用意してその上で日光浴、日向ぼっこ
となるのが習慣となっている。
何のことはない、トイレ、食事、水分補給以外はずっと寝ていることになる。
高齢だもの、それで、いてくれるだけで十分なのです。
時々、トイレの後などに毛布を掛け直したりして話しかけている。
穏やかな顔で、グルグルと喉を鳴らしていれば気持ちは十分伝わっている。
夜、私がベッドに入ると毛布をはねて、何故か寝る体勢になっている私の上に乘ってくる。
横向きになっていれば肩の上に乘って、覗き込むようにしてじっとしている。
暫くして、私が仰向けになると、堂々と胸の上に乘って来る。
猫自体、若い時よりは少し痩せたとはいえ、重たい。
「どうしたの?」
と、訊いてもただ、じ~っと私の上に乘っている。
私は可笑しくなって、
「重たいよ~!」
と言っても箱座りの体勢で乗っている。
でも、密着しているその時間を、私は嫌いじゃない。
むしろ嬉しい。(〃艸〃)ムフッ
こんなに一緒にいたいと表現している猫を愛おしく、いじらしく思う。
真上にいる猫の様子を写真に撮ってみた。
こんな顔をしていた。
(自分は身動きしないで、右手だけでスマホを操作するのはちょっと
困難だった。)
もう、安心しきっている。
そんな表情を確認して、身動きしないように、また毛布を手繰り寄せ
そ~っとかけてやる。
こんな最近の就寝前のひと時が続いている。
何のメッセージかは分らないが一緒にいて19年、息子達と過ごした時間
より長く一緒にいる。
お互いに、この世での縁。
しみじみと柔らかい猫の身体を撫でていた。
一日でも、一時間でも、一分でも長生きを願いながら・・・。