それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

何故国会で議論されない?一ノ瀬さん動画と、菅野志桜里さんの国会での意見表明。

何故国会で議論されない?皇位継承問題、とずっと思っています。

そこに一ノ瀬さんが切り込んで下さったので動画引用させて頂きました。

 

一ノ瀬さんの動画です。👇

 

 

一ノ瀬さんの動画の基本のご意見が菅野志桜里さんのご意見です。👇

23023/10/10付け斎藤勝久氏のインタビュー記事。

 

 

以下引用

 

これが原因

 

「皇室問題に詳しくない、また関心の高くない『ぼんやり保守、ぼんやりリベラル』の国会議員が多い。『ぼんやり保守』は、自分は保守だから『男系男子』を死守すると思いながらも、ロジックが緻密でないタイプ。野党に多い『ぼんやりリベラル』は、皇室に対する自分の立ち位置がはっきりせず、大勢に流されるタイプ」

「皇室は国の根本の問題だが、それに関する各党の会合や勉強会に参加する議員は与野党とも多くないので、国会で論陣を張れる議員は限られる。特にリベラルの参加は保守より少ないから、男系男子を錦の御旗とする保守の一部の陣営が国会の皇室議論の中心になっている。ぼんやり派は保守もリベラルさえも、自分の知らない皇室のテーマになるとなんとなく保守の香りに吸い寄せられて、国会に男系派が多くなってしまう傾向にある」

 

国民に閉ざされた議論

皇室問題の論議を始めるに際し、政府や自民党の政権側は「静謐(せいひつ)な環境で議論を深める必要がある」と言う。

この点について菅野さんは、「静謐な議論と、国民に閉ざされた議論とは違う。政権側は参加者を絞り、国民に開かれた議論をしようという意図が感じられない。むしろ、自分たちの思う姿に皇室を無理やり持っていこうとしているのでは、と懸念している。それが如実に現れたのが、政府の有識者会議が21年にまとめた報告書でした」と語る。

同報告書には秋篠宮家の長男、悠仁さままでの流れを前提にした現行の男系男子継承の維持が記された。戦後に皇籍を離れた「旧宮家」系の男系男子の皇籍取得案も初めて示された。「愛子天皇」の可能性は否定されたのである。

同じ自民党政権下でも2005年の小泉純一郎内閣の有識者会議報告は、正反対の内容だった。「男系継承を安定的に維持することは極めて困難で、女性・女系天皇への道を開くことは不可欠」、皇位継承順位は「天皇の直系子孫を優先し、男女を区別せず、年齢順の長子優先」とあった。「愛子皇太子」が実現すると思われたが、間もなく悠仁さまが誕生し、皇室典範改正案の国会提出は見送られた。

小泉内閣有識者会議には、皇室関係の著書も多い園部逸夫・元最高裁判事緒方貞子さん(日本人初の国連難民高等弁務官)らが有識者のメンバーになり、17回の会議を重ねて結論を出した。それから15年以上が経ち、皇族はさらに減り、次世代の皇位継承資格者は悠仁さま一人という切迫した状況の中で、(今回の)有識者会議はどうしてあのような結論となったのか」

「『悠仁さま以降の皇位継承については、将来、悠仁さまの年齢や結婚などを巡る状況を踏まえた上で議論を深めていくべき』と報告書は述べているが、皇室で一番大事な天皇に将来どなたがなられるのか、この問題を棚上げしたまま、他の結論を出すのは本末転倒。旧宮家案の男系派をなだめるための報告書だと思えた」(菅野さん)

 

 

秋篠宮家に弓を引くな」とタブー視の動きも

前述の公論イベント「愛子さまを皇太子に」では、別の登壇者からこんな趣旨の発言があった。

秋篠宮さまの立皇嗣(りっこうし)の礼が20年に行われ、翌年に有識者会議報告書が出たことで、次の天皇秋篠宮さまに確定と思い込んだ人が少なくない。女性・女系天皇を言い出して、秋篠宮家に弓を引くようなことは慎むべき、と皇位継承問題をタブー視させようとする動きも感じられる」

「こうした雰囲気の中で、永田町の政治家はこの問題に手を付けるのはまずいと考えるようになり、それに男系派が乗じた」

 

皇室問題を議論する場を作らせない

岸田首相(自民党総裁)は今年2月の党大会で、「安定的な皇位継承策は先送りできない課題で、国会での検討を進めていく」と述べた。しかし、具体的な動きはなかった。

最後に菅野さんはこう語る。

「国会には皇室問題を議論する場がほとんどない。少なくともこの件については、議論を始めると説得力のある方が勝つ。それを永田町は承知しているから、天皇論議の場を作らせないようにしているのではないか。時間稼ぎをして、愛子さまが人生の次のステップに進むのを待っているのではないかとさえ思ってしまう」

「皇室の方々は国民の気持ちに沿った生き方を覚悟されているのもしれないが、国民の気持ちからかけ離れた永田町の論理に人生が左右されるのでは余りに申し訳ない。このまま制度論が放置された結果として、愛子さまが一般国民と結婚され皇籍を離れてしまうことがあれば残念です。議論の行方を心配しています」

 

上記引用

 

そして一ノ瀬さんの感想とまとめが以下。

 

「今上陛下が政治に口出しできないことは分っているが、皇位継承問題に関しては

水面下で陛下にご相談するのが一番いいのではないか?と個人的には思っている。

 

そして現役時代(国会議員)の山尾志桜里さんを誤解していたけれど、今

菅野志桜里さんが現役の国会議員だったらと大変惜しいことをしたという思いです。」

 

 

と、語っておられます。

私も、全く同意見です。

山尾志桜里さん時代に不倫問題などが取り上げられていた頃は他の見方はなかったです。

再認識が必要です。

だからと言って今ではもう遅いということではないと思います。

そういうご意見をお持ちの方に再び活躍して頂く活動が不可能だということではないと信じて私達も声を挙げ続けることだと思います。グッ

 

 

以下、2017/06/08の意見表明。👇

KK&MK問題発生より以前にこんな意見表明があったということですね。

 

 

 

 

 

最後にこの記事を書かれた方を添付しておきます。

 

斉藤 勝久SAITŌ Katsuhisa経歴・執筆一覧を見る

ジャーナリスト。1951年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。読売新聞社の社会部で司法を担当したほか、86年から89年まで宮内庁担当として「昭和の最後の日」や平成への代替わりを取材。医療部にも在籍。2016年夏からフリーに。ニッポンドットコムで18年5月から「スパイ・ゾルゲ」の連載6回。同年9月から皇室の「2回のお代替わりを見つめて」を長期連載。主に近現代史の取材・執筆を続けている。