戦後の華族 照の宮様の作文。
「列外派星くず日記」様記事引用失礼します。
昭和天皇のご長女でいらした方の皇族としての覚悟を知る機会があってこの記事を読ませて頂きました。
以下引用
皇族としての自覚も幼い頃からある方でした。
成子さまの作文がこちらです。
私はどういうめぐり合わせか高貴な家に生まれた。私は絶えず世間の注視の中にある。
いつどこにおいても私は優れていなければならない。
私は皇室を背負っている。
私の言動は直ちに皇室にひびいてくる。
どうして安閑としていられよう。高い木には風が当り易い。
それなのに高きにありながら多くの弱点を持つ自分を見るとき、この地位にある資格があるかどうか恐ろしくなる。自分の能力は誰よりも自分で一番よくわかっている。ともかく私は自分で自分を育て、築きあげていかなければならない。
この炭鉱の奥深くで、来る日も来る日も働き続け世間から忘れ去られ、そして人知れず死に行く運命をもった人々の前に立った時、護衛の警官やおおぜいのお伴をひきつれている自分の姿に、いたたまれぬ申し訳なさを感じた。
上記引用
私は幼かったのでこの方のことはよく知りませんでした。
ただ、母がよく、
「照の宮様、照の宮様・・・。」
と、口にしていたことは覚えています。
今こういう時代になって当時のニュースを知ることができるようになって私にとって全貌が明らかになりました。
そして今皇室の危機的状況の中で、幼い頃から皇族としての自覚がおありだったとも知りました。
そして、当時の作文を知って、どうしても全文を知りたいと思ったのです。
皇族たる方々が皆様こうでおられたらと早世されたことが悔やまれます。
そしていかに今の一部皇族がかけ離れた意識の方々なのか残念でなりません。