「日本聴導犬協会」のボランティア。
NHKBS日曜日9:00からの番組「街録」より。
聴導犬を訓練する前に人間と仲良くなるというボランティアをしているという男性の声。
この子は「こうちゃん」♀
キッカケは14歳まで飼っていた愛犬にガンが見つかり亡くしたことでした。
その後悲しくて仕方がない暮らしの中保護犬などを探したが、夫婦とも70代
だということで審査に通らなかった。
そんな中出会ったのが今回のボランティアだった。
盲導犬を訓練前まで預かる”パピーウォーカー”のような役割です。
聴導犬協会では引き取り手のなかった保護犬を聴導犬に育てる活動をされている。
ご夫婦は面接や家庭訪問や講習にも出席してボランティアになれました。
そして犬に人間を好きになってもらう段階を引き受けているのです。
その後、その犬は本格的な訓練を受けるため協会に戻されるそうです。
毎週、いろんな方の”ピンチ”を聴くこの番組を見ていました。
皆さん、前向きに生きているというお話なので参考になります。
その中での今回の聴導犬育成ボランティアのお話は私の希望になりました。
我が家も高齢の猫がいる。
毎日毎日長生きを願って一緒にいる。
居るだけで、寝顔をみるだけで私の癒しになっています。
毎日、
「20年も一緒にいられたね~。我が家に来てくれてありがとう。」
と語りかけています。
今回のご夫婦のように、もしお別れの時がきたら自分の気持ちがどうなってしまう
のか想像するのも怖い状態だと思うのです。
だからご夫婦の気持ちは他人事ではない、私そのもだったかもしれない。
年齢によっては保護犬さえお世話する対象にならない現実がある。
そんな中、お世話のできる間はボランティアという道があることが解ったのです。
その時になってみなければ自分の環境もどうなっているのかわからないが、
一つの光であることだけは解ったのが嬉しかったのです。
語って下さった男性も言ってました。
「元気な内はこうして預かりたいと思っていますが、こうして犬と一緒にいるから
また元気でもいられるんですよ。(笑顔)」と。
こうちゃんもボランティアさんも穏やかな表情で、幸せそうでした。
そして街の中を、またお散歩する為に一緒に歩き出して行きました。
こうちゃん頑張れ!