お雛様の季節。
お食事をしに行ったお店にこんな可愛い雛人形が飾られていた。
ケースに入った4段飾りだ。
内裏雛から始まって、三人官女、五人囃子、と其々がツンとすましていなくて、
みんな三頭身(失礼!)で、一体一体が愛嬌たっぷりだ。
これまた、失礼!
三頭身が違和感無く、親しみ易く、和やかな空気感なのだ。
お道具もよく見ると、本物のミニサイズで、手を抜いていない。
店主のお家の持ち物で、ご自宅から運んできたと説明される。
上部右隅に見える”ぼんぼり”に灯りが点いたら素敵だろうなと、
「このぼんぼり点くんですか?」
と、訊くと、
「LEDのちっちゃいのが入るかなと思ったんだけど床に固定されていて動かないみたい。」
と、店主。
毎年ご自宅で飾られるそうだけど、今年はお店に飾ったということで、2月の中旬から
3月3日までできちっと片付けるとのこと。
お嬢さんがいらっしゃるので、
「嫁に行けなくなっちゃうからね。」
と笑顔で話す。
サイズを測ってないので、申し訳ないのですが、大人の大きな男性なら抱え込んで運べる位です。
幼稚園の生徒さん達が揃ってお澄まししてるみたいで、
「おりこうさんですね~!」
と、声を掛けたくなるような、抱き上げてしまいたくなるような可愛さなのです。
美しい、凛とした雛人形には出会ったことがあるけれど、こんなに可愛らしい
御一同様には会ったことがなかった。
店主さんは”物を見る目”にセンスが溢れているので雛人形の選び方も彼独特なのだ
と感心した次第です。
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