それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

どうぶつ会議?

2019/06/30の新聞のコラム欄から引用

 大戦が終わって何年もたつのに、戦争、革命、ストライキ、飢饉[ききん]はなくならず、子どもたちが巻き込まれている。

人間たちの国際会議は成果をだせない―。業を煮やしたゾウのオスカーの発案で、世界中の動物が、人間たちの

会議再開に合わせ、集まった。議題は「人間の子どもたちのために」
 ▼ケストナーの「どうぶつ会議」(岩波書店、1954年)は皮肉もきいている。例えばオスカーの弁。

「人間たちの会議が役に立たないのは、会議のせいではない。人間たちのせいだ」
 ▼会議で動物たちは、人間たちに国境をなくすよう求めると議決。各国代表の政治家たちは抵抗したが、

最終的に要求を受け入れ、国境廃止や武器廃棄など「かわることのない平和のとりきめ」にサインした
 ▼G20大阪サミットは、デジタル課税や海洋プラスチックごみ対策など国境を超える議題に前進もあったが、

貿易や環境を巡る宣言は後退。米中摩擦も問題が解決されたわけではない。大国トップの関心事が世界経済よりも

選挙や国威であるのなら、足踏みもやむを得ないのだろうか
 ▼「どうぶつ会議」に、オスカーが自分の子どもに新聞記事を読み聞かせる場面がある。

〈戦争がすんでから、もう何年にもなる。それなのに、父や母がどこにいるか、わからない子どもたちが何千人もいる…〉
 ▼物語ではここで母ゾウが「およしなさい」と遮った。しかし、国際化が進む今はむしろ、子らに知らしめるべきだろう。

G20に限らず、国際会議は「子どもたちのために」と開かれるのだと。そう思いたい。

 

「動物会議内容」

第二次世界大戦後,世界平和のために国際会議がひらかれますが,すこしも成果があがりません.

それを見ておこった動物たちは,北アフリカの動物会館にあつまって,動物会議をひらこうと決心します.

スローガンはただひとつ「子どもたちのために…….」子どもたちの未来を祈るケストナーの絵本.

 

G20大阪サミットは2日間で終わった。

大阪の市街地の警備体制の強化の様子はTVのニュースで伝わってきたが、結局

何が決まったのかよくわからない。

”大国トップの関心事が世界経済よりも選挙や国威であるのなら、足踏みもやむを得ないのだろうか”

という結果なのだろうか。

 

各国首脳が個別会談をあちこちでする場を提供しただけ?

 

一番目立ったのはトランプさんの南北朝鮮の国境線を越えたこと?

 

ニュースって一番目立つことなんだものね。

 

動物たちどころか、私達人間にもよくわからない。