ベッドのヘッドボードに読書用の照明を置いている。
元々、ベッドを選ぶ時点で文庫本が置けて、照明付きのヘッドボードのものを探していた。
勿論マットレスとか、ベッド下の収納スペースなども選択肢の一つ。
メーカーも決めてあったので、その中からやっと出会えたベッドで満足している。
中々、物が置けるヘッドボードは無い。
ただ、その照明では暗いので、文庫本の幅に収まる照明を探した。
そして、形、大きさ、デザインと揃って、やっと見つかったのがこのランプ。
最近は早寝、早起きなので、コテンと寝てしまうが、中々眠れない時もある。
そんな時は揃っている文庫本の一冊を選んで、読む。
一応何度も読んだものなので、どこにどんなことが書いてあるか解るので、もう一度読みたい「章」を広げてじっくり読むと、
「え?、こんなことだったのか」
と、先回とは違った、もう少し深く知ったりするので、お気に入りは何回でも読む。
そして納得して満足して眠る。
どこか旅した本なども楽しい。
角田光代さんの「いつも旅の中」などは一章毎に違った場所に行けるので、行先を決めてそこだけ読んで眠りに付ける。
荻野文子さんの「ヘタな人生論より徒然草」なども、高校の授業の時よりよっぽど面白く読める。
そして、司馬遼太郎さんの「風塵抄」なども読みたい「章」だけ読んでみる。
そんな本が並んでいる隅っこに置いてある無いと困るのが、あのランプなのだ。
それが、コードが引っかかって床に落ちてしまった。
点滅を確かめると、点かない。
「あ~~あ、今電球を変えるのは大事だな~」
と、明日にすることにした。
やっぱり無いと不便。
ベッドの照明じゃ暗すぎるけど、何か欲しい。
近くに防災用の電池のランプがあったので、それで代用してなんとか一晩過ごした。
(横着者なので、部屋全体の照明を点けたり消したりしにスイッチの場所まで行かないで手元だけで操作したい、ただそれだけのことなんですが。)
勿論朝一番で備品としてあった電球を変えて点灯を確かめてほっと一安心。
再び、ベッドの枕元を照らしてくれている。
今夜は何を選ぼうかな~、と楽しみだ。
たかがランプ、されどランプなのでした。