それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

素敵に変身。

大型スーパーで買い物をして、支払いが済んで、マイバッグに詰めていたら、目の前に、わざと、目の前にスッと立つ人がいた。

 

さっき、遠目に目に入って、この辺にはいないような素敵な人がいるな、と思った人。
「え?、誰?」
その人は
「分かる?」
みたいな表情でにこにこ微笑んでいる。
私は、必死で思い出そうとしていた。
「あ、一緒にバレエのレッスンをしていた○○さんだ!ご無沙汰~!」

 

長かった髪がショートに、グラデーションのかかった淡い色に、それに合わせた素敵なメガネ。
ファッションセンスのいい女性だから、どちらかというとスポーティな感じにまとめていたのに、今目の前にいる彼女は、全体を明るいグレーでまとめた、もっとセンスアップした感じだ。

 

「うわ~、素敵~!」
つい、そんな言葉がついて出るくらい本当にかっこよかった。
私はといえば、ジムの帰りでシャワーを浴びて、Tシャツを着替えて、上着を羽織ったまんまの恰好。

彼女も、バレエの帰りだという。

 

私は6年半続けたバレエを膝の痛みの為に止む無く辞めざるをえなかった。
その頃、彼女は自分の身体の変化に気づき、暫くして手術したとのことだ。
2017年の3月以後のことだ。

 

でも、彼女は髪の毛が抜けたことに落ち込んだりせず、頭にターバン?巻いてレッスンに復帰していたそうだ。
マイナスの要素を全てチャンスに変えて、また生えそろった髪をショートのまま素敵な色にして、物凄く似合ってた。
彼女曰く、
「今まで着ていたものがぜーんぶ似合わなくなって、みんな変えちゃった。アクセサリーまでね。」
と、小ぶりなピアスがよく似合ってた。

 

そんな大変な時期を過ごしたのに、それはそれ、と次のステップに平然と歩んでいる。
「シャンとしてるためには姿勢が一番大事、それにはやっぱりバレエ!」
と、今年は舞台に立つのを目標に頑張っていると、胸を張って楽しそうな表情をする。
「うん、○○さん、素敵!」

 

別れ際保冷剤が必要になって、舞台の予定を聞き忘れたけど、調べて観に行くね!
声掛けてくれてありがとう、会えてよかった、今でもすっとした彼女の姿が目の前に浮かぶ。
私も、「お洒落」を見直そう!

 

みんな強いな~、ちょっとしたことで落ち込んでいた私は何だったんだろう。