役者道。(渡辺謙)
NHKでの渡辺謙さんの映画へのこだわり、役者としての想いを語る
番組を見た。
内容は上記動画で見て頂きたい。
以下引用
ドキュメンタリー
役者道~渡辺謙があなたに語る仕事と人生~
- 現在、放送予定はありません。
渡辺謙がモノローグ(ひとり語り)で、これまでの人生やキャリアを徹底的に語り尽くすドキュメンタリー。
「ノンフィクションW」や「WHO I AM」など、独自の視点で数々のドキュメンタリー番組をお届けしてきたWOWOWが、2023年にテレビデビュー40周年を迎える俳優・渡辺謙に迫るドキュメンタリーシリーズ「役者道~渡辺謙があなたに語る仕事と人生~」(全4回)を放送・配信する。
本作は、渡辺自身のモノローグ(ひとり語り)でこれまでの人生やキャリアを徹底的に語り尽くす、まったく新しいスタイルのドキュメンタリー番組となる。
人生を変えた役者との出会い、クリント・イーストウッド監督に見た仕事の流儀、度肝を抜かれたクリストファー・ノーラン監督との撮影現場、人生最大の挑戦となったブロードウェイ。さらには、東日本大震災、コロナ禍、ウクライナ侵攻など、“今”という激動の時代に思うこと。
そして、渡辺自身が生きていく上で大切にしていることなど、現在の地位を確立するに至った行動術や思考法の一端も明かされ、多くの人にとって人生の指針となるような言葉が数多く語られていく。
また、初公開となる貴重な写真がいくつも登場するのも見どころの一つだ。
あたかも見ている者ひとりひとりに語り掛けてくるような、渡辺謙の言葉の数々。
およそ2時間に及ぶ、モノローグ中心で大胆に進むチャレンジングな番組構成を、ぜひお楽しみいただきたい。
- 上記引用
- 私は、撮影現場でのハリウッドと日本での違い(どちらを肯定批判するわけではない)などは興味深かった。
- 撮影するということには体力がいる。
- その時はやはりお米を食べるということが体力維持できた。
- と、いうことでぐ現地に炊飯器とお米を持ち込んでおにぎりを作っていたそうだ。
- 今までに3,000個くらい作ったそうだ。
- そして、ハリウッド映画と日本映画の違いの一番大きなこととして、映画へのプロモーションについて語ったこと。
- 結果を言ってしまうと、
- 「映画という文化の一つをお客様に綺麗にラッピングして届けるのがハリウッド」
- だから、プロモーションを世界中にしっかりと展開する。
- 日本の完成した映画に対する姿勢とは違うと言う。
- 例えば、日本の場合、宣伝用に役者さんにインタビューをしてそんな映像を流したりする。
- その場合、役者さんがその役の扮装のままであったりするが、それではお客様に
- 混乱を起こすだけなので、謙さんはプロモーションの為だとしても、ハリウッド式を知って以来絶対に役の扮装のままカメラの前に立たないようになったと言う。
- また、今世界中で一番尊敬され信頼されているクリント・イーストウッド監督と仕事をすることになった「硫黄島からの手紙」でのことも語っている。
- 作品中で軍幹部が「腹切り」をすると予定されていた場面で、「腹切り」は命を絶つことに変わりはないが、儀式でもあるので日米の戦闘中に負けを意識して死のうとする場合は「自決」となるのでその手法も違う筈だと、監督に進言したそうだ。
- それを受けての監督が謙さんを呼んで、
- 「お前の言うことが正しい。受け入れよう。」
- と、言ってくれてその場面は銃弾自殺となったそうだ。
- そんなエピソードがたっぷりのモノローグ(ひとり語り)でした。
- 追記:
- wowowで視聴は会員でないと見れないかもしれず、NHKも期限切れで視聴できないかもしれないので、その場合はご容赦下さい。
- 新作、2023/10/20公開される「ザ・クリエイター」の説明になります。
- 解説によるとAIに共感する作風だとのことで興味深いです。
- 以下引用
この手の作品は、人間に対してAIが「敵」という構図が予想されるが、本作はそうではない。物語が進むにつれ、人間側の「悪」の側面が浮き彫りになっていき、むしろAIに共感する作りなのが独創的。それゆえに渡辺謙の役割が大きい。また、アジアも舞台のひとつになっていることから、アメリカのベトナム戦争も重なるし、現在の世界各国の混乱も連想され、「人間がいかに愚かなのか」をAIの視点から突きつけられもする。自国批判的なテーマを、こうして大作で伝えるのもハリウッドらしい。
しかも未来の映像、さまざまなデザインが極上で、SF映画としてのクオリティも高い。日本のシーンも意外なかたちで出てきたりする。
10/20の公開までに、この『ザ・クリエイター/創造者』について渡辺謙が何を語るのか、もう少し知りたかった。しかしあと10日では、さすがにストライキは終わりそうもない。ぜひ1人でも多くの人に映画館へ足を運んでほしい。そして渡辺謙の存在感を改めて確かめてもらいたい。