旅立った愛猫火葬の日。
2023/09/12に息を引き取った猫の火葬の日を迎えた。
2023/09/13。
火葬の約束は午前9時半となっている。
全ての支度を整えて午前8時半に出発。
助手席に安置してある棺(丁度いいサイズの段ボール箱)につい手をやりながら運転する。
一緒にいて彼も気持ちのいい曲って何かなと、マライア・キャリーの高音が冴えるバラード曲を流しながら、勝手に話しかけるが、しかし、お別れに近づくことにまた涙が止まらない。
途中、お世話になった獣医師宅付近に近づいた時は「ありがとうございました。」と心でつぶやき通り過ぎた。
猫がまだ若かった頃はバスケットに入って車に乗ると隣で暫く抗議の?声を挙げていたものだ。
最近は、
「どうせ、いつもの病院に行くんでしょ?」
と、半分納得半分諦めてたようで、静かにしていてくれた。
道路の渋滞もなかったので現地へは9時10分頃到着した。
すると葬儀の制服だろうか?きちんとして、白手袋までしている女性が出迎えてくれた。
早速受付を済ませ、ペットへのメッセージも書いた。
火葬室に入る前に、
「最期だから直に抱っこして台まで運んであげてください」
と促されもう一度改めて抱っこできた。
昨夜からのお花と用意して下さったお花で彼を飾った。
持参したカリカリ一包と鰹節一包が小さなカップに移されていて、口元にと促された。
遺体が収められて扉が閉められて、焼香が済むと
火葬と冷却時間と遺骨選別の約3時間を待った。
立ち会い火葬なので、それは当然と待った。
ずっと傍に居てやりたかったから。
遺骨が二枚のトレイに並べられて戻ってきて驚いた。
頭から尻尾まで身体に沿って整然と並べられて
いた。
標本かと見間違う程綺麗でした。
(遺骨なので掲載できないのが残念な程です。)
それを、代表者の方は一つ一つ説明されたので、思わず動画に撮らせて頂いた。
これも掲載できないのが残念な程でした。
大きなトイレには、強くて、損傷のない骨だったということで何一つ欠けることなく関節さえも欠けることなく並べられていた。
小さなトレイには前足、手の骨、爪の生える箇所まで整然と並べられていた。
そして、5ミリ位の小さな前歯が3本。
全てが綺麗で可愛いかった。
思わず、
「素晴らしいお仕事ですね!」
と気持ちをそのまま発してしまった。
人間の遺骨拾いでも見たことがない景色だった。
用意されていた骨壺に収める順序もきちんと促されながら最後に頭が手前の向きにしてと、見事な納骨となった。
キーホルダーなどに分骨の方法もあり、可愛い前歯と手の骨をピンセットで丁寧に収めて頂いた。
いつでも一緒に居れることが嬉しい。
最初に書いたメッセージも既にHPに掲載されていて、その場所が天国に送られた動物たちと送った飼い主たちの絆の場所になっているのだと確信した。
獣医師に紹介されてご縁があったこのペットセレモニーで天国へ送って頂いたことは猫にも私達家族にとって悲しくはあるけど、素晴らしい幸運だったと言えます。
遠方の親戚の人達ともラインで悲しみを共有してもらい、沢山励まされました。
今、家中に猫の使っていた物がある。
トイレ、爪研ぎ、ブラシ、お茶わん、散歩用リードなど。
しかし、すぐには片付けられないだろう。
彼がすっとそこに現れるように感じるからだ。
それでいいと思っている。
まだまだ暫くは彼の気配と一緒に暮らしていきたい。
二階に行けば、いつもの場所に彼はいる。
洗面所にはお水を飲みに降りてくる。
そんな気持ちで過ごしています。
最後に、従兄、家族でのグループラインでの一部を遺したいと思います。
旅立ち当日の気持ちでした。
以下引用
「ありがとう。
昨日も抱っこして一緒に外の空気吸いました。
もう、自分の身体を動かすのも大変で横たわってしまう状態だったけど、自分でお水を飲んで、カリカリを一粒だけ食べてくれました。
毎日ネコスを抱きしめてありがとうを言えました。
昨日は最後の胸の上で甘えてくれて、しっかり体温を噛みしめました。
(頬と頬をピッタリ付けて抱きしめました。彼もじっとその時間を共有してました。)
今日はお花いっぱいの棺を作ります。」
読んで下さりありがとうございました。