ジム仲間さんの謝罪。
先週のこと、ジム仲間の女性がご自分の声楽の発表会のチラシを、周囲の方々に
配っていた。
男性が多いジムなので、声楽の発表会と言ってもピンとこない?
もしくは、あまり縁のない世界の事だったように見受けた。
しかし、彼女は彼女のいつも通りのやり方で、いつもの時間帯で会う人だからと気軽に配っていた。
勿論私も頂いた。
10月の連休の日付けだった。
男性たちはどうするのだろう?
と、気になった。
私も、即可能という返事もできないでいた。
チケットを買うとなれば有料なのだから、その場で確約もできなかった。
そうしていて、週が明けて、決断(ちょっと大袈裟)しなくてはと思っていたところ
彼女から思いがけない言葉が切り出された。
「この前のチケットのこと、迷惑をかけてしまったと、後で考えて申し訳なかったと思ったの、ごめんなさい。」
と、先に言われて驚いた。
「いつも会う人だからと気軽にチラシ配ってしまったけど、あんな風に手渡されたら
行かなきゃならないって思っちゃうよね。
私達主催者側は成るべく沢山の人に配ろうと、いつも思って、知り合いにはどんどん
配ってしまうんですよ。
でも、有料なのに、来てねと言われたら、親しくしているからこそ断りにくいよね。
本当に、困らせてしまったかもしれないので謝ります。」
と、切り出して、気持ちだからと、
「冷やして食べてね。」
と、ちょっとしたお菓子まで頂いた。
男性たちも、頂いたと報告があった。
私自身、当日行く意欲があまりなかったのも事実だったので、交流関係を上手くやっていくにはチケットだけでも買えばいいかな?くらいに思っていたのも事実。
買って行かないのもな~。
という感覚もあって、多分男性はそんな気分だったと思う。
そんな中での、彼女からの切り出しには、正直皆さん救われたことと思うのだった。
チラシを配ることに慣れている人側と、発表会とかコンサートに慣れていない人側との温度差はそれぞれが気づかないかもしれないが、続けば配られる側はストレスに
感じるようになりかねない。
そこの所を彼女はきちんと気づいてくれた。
流石、ジム仲間とは言え、長く付き合ってきた彼女だ。
よくぞ、そこに気づき、気まずさが残らないように申し出てくれたと嬉しかった。
無理をしてのお付き合いは長続きしないし、とりわけ男性はお金で関係が
ギクシャクしないのならとの解決方法を選びかねない。
そこの所を先に思いやってくれた彼女、謝ってくれた彼女に拍手したい気持ちだった。
男性たちもほっとしたようだった。