それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

ボディビル大会直前。

今年もボディビル大会が直前に迫ってきた。

 

私の通うジムから毎年10人前後の方がそれぞれ目標とする大会にエントリーされて

鍛え上げたボディの仕上がりを競いあっている。

 

ボディビル一般、クラシックフィジーク、男子フィジーク、新人ボディビル、

日本クラシックフィジーク、オールジャパンマスターズ、日本クラシック、等々

にエントリーされている。

 

 

その中でも、年齢別、身長別に分けられていて、それぞれの方が自分に合った

クラスに出場されることになっている。ウインク

 

今週初め、そういえばもう今週末には皆さんの中で大会が始まる方もいると気づいて

そんな話が出た。

ご本人も目の前にいたので仕上がりなどを窺った。

 

彼は仕事の空き時間に毎日ジムに通っている人なので、その努力を身近で見させて頂いている。

 

彼は全身の日焼けも綺麗に仕上がっていて最後の調整に入っている時なのだ。

 

「そうなんですよ、もう土曜日は本番なので、最後の調整で毎日水を7ℓ飲んでるんですよ!」

「え~!7ℓ!?」

私は、その量に驚いて、何のために7ℓなのか訊くのを忘れたくらいだった。びっくり

 

一日おいてまた彼に会ったが、トレーニングスタイルではなく、普段着でリラックス

した様子だったので、

「今日はトレーニングは?」

と、訊くと、

「もう本番2日前なので身体を休めて臨むので、トレーニングは無しです。」

と、笑顔で答えてくれた。

顔も綺麗に日焼けしているので真っ白な歯が印象に残る。

 

その脇をやはり出場予定の方が日焼けも出来上がって、引き締まった身体で横切って

いった。

 

毎年毎年、こういった状況を端から見せて頂いて、一年を通して大会当日までを

どのように過ごしているのか窺うことができて、ひたすら自分と向き合う姿を

目の当たりにしてきた。

 

大会の結果は優勝される方もいるし、惜しくも準優勝だったり、入賞できない結果の方もいる。

 

それでも、ジムの掲示板にはその結果順位がしっかりと貼りだされている。

競技って順位が出るので厳しいなと思う。

 

優勝されれば、お祝いの言葉を掛けさせてもらい、

「大会が終ったらすぐに体重5㎏戻っちゃいました!(笑)」

と、直前までどれくらい苦しい思いで絞っていたかが分かるような返事が返ってきたりした。ポーン

 

ボディビル連盟から公認されているジムなのでこういうことは当たり前のことなのだが、一方で私の様に現在の身体能力を維持するためが目的で通う人達の方が一般的なのだ。

 

しかし、鍛えるのなら大会出場を目指す人もいるというのも事実なので、毎年8月に入ると周りは緊張感が漂い始めるのだ。

 

過去には大会出場を目指したが、今はもう身体能力維持という人もいる。

そんな人も言うのだ。

「大会目指すならやっぱり若い内なんだよ。」と。

 

若い若いと思っていた人でも50歳を過ぎるとマスターズ出場となるが、

その境はあっても皆さん変わらず鍛えた身体は美しい。ウインク

 

だからまだこれからかなという若者も無心にトレーニングしている。

釣りが趣味だから船の上で身体を保てるようにしたいという目的の人もいる。

男性の心理は推し量れないが、やはり鍛え上げた同性の姿は自分も見習いたい

と思わせるものがあるのかもしれない。ニコニコ

 

そんな彼等とジム内で隣り合わせになったりしていろんな会話を交わすことも多々ある。

断然に、女性会員よりも男性会員の方が多いので、女性は私一人という時間は多い。

 

だから、お喋りばかりしているなんて時間がなくて、私はこのジムを気に入っている。

男性は必要なことは話すが、自分と向き合って無心にトレーニングする人が多く、

余分なことはあまり話さないのでさっぱりとしたお付き合いができて私の性にあっているようだ。

 

そんな中でもやはりジム仲間がこうして大会に挑む姿は拝見していて清々しい。

 

リラックスして先にジムを出る彼に、思わず

「頑張って!」

と声を掛けてしまったら振り返った彼の笑顔に自信が溢れていた。ニコニコ