どこかの場所でまとまった数の花火を打ち上げるイベントを「花火大会」と呼ぶ。
あるいは、始まりがお盆の意味に準えて、「奉納花火」とか「納涼花火」
とか呼び、その後に「大会」とかとついている。
だから、花火を上げて人が沢山集まって鑑賞することを「花火大会」
と呼ぶ、でいいのかな?
今年は3年ぶりに開催が決定というイベントは多いことだと思う。
花火を上げる側に参加の企業なども3年振りのことで参加意欲満々という
気分で盛り上がってもいることだろう。
そんな中である企業から桟敷席に招待の封書が届いた。
中身を開けなかったら、捨ててしまう程普通の封書だった。
開けてみたら、この辺では有名な河川から上がる花火大会の鑑賞場所が
決められているという家族券となっていた。
7月22日(土)の開催だ。
「わ~、凄い!行きたい!」
と、思った。
子供達が小学生くらいの時に祖母たちも、従弟たちも誘って大家族で行ったことはある。
会場の桟敷席を確保していたからだと思う。
飲み物、食べ物も準備してまだ明るい内に会場入りしてピクニック気分で始まりを待ったものだ。
兎に角、桟敷席に寝転んで空を見上げる恰好で見ていると頭上に
最後の火の粉がパラパラ、チリチリという音と共に落ちてくる、そんな花火の連続だった。
他にも地域的に有名な花火大会にも電車に乗って出かけたりもした。
でも、やっぱり河川から上がり頭上まで火の粉が近づいた川の花火が一番凄かった。
今回の招待券はその花火大会なのだ。
「うわ~、行きたい!」
は本音だった。
しかし、本番前と後のことを考えると、
「止めよう!」
と、即決した。
大会開始より相当早く入場しないと交通規制で会場付近にさえ入れなくなる。
仕掛け花火も終わって余韻に浸ろうものなら会場からの脱出はかなりの時間がかかるものとなる。
会場付近の駐車は端から無理なので車では行けない。
あまりの人出のために、帰宅はある程度の徒歩は覚悟しなければならない。
タクシーなど拾うことも困難だった。
現在のタクシー事情では、現在なりの予約の仕方もあるのかもしれないが、当時
は一番小さい子供は負ぶって、駅まで歩くなんて当たり前のことだった。
一瞬にして、花火の音と火の粉と終了後の混雑が蘇った。
そうそう、電車で行った花火大会も帰宅する人達が一斉に駅に集中するのでホーム
は人の山だったし、勿論何本かはやり過ごすという結果の帰宅だった。
花火自体には感動する、綺麗だ、美しい。
しかし、あの帰宅事情を経験するのはきつい。
だから、行かないと即決したのだ。
結果、息子家族にすぐ連絡して譲ることにした。
早速招待券を受け取りに来て喜んでいた。
彼等は浴衣を着ていくそうだ。
そう、行ける時、行きたいと素直に決められる時、行くのは人生のチャンスです。
会場の入りと出に負担を感じるようになったら行かないのです。
大いに楽しんできてください!
今年はディズニーとのコラボレーション企画が含まれているそうで、一層
素晴らしい、最先端の大会になることでしょう!
因みにこれから我が家の東側の神社で奉納花火が8月1日に、南側の神社で8月15日に
は上がる予定です。
7月6日には北側の山に沿ったお寺の納涼花火が既に開催された。
今夏初めてだったので、
「もう、花火の季節か~。」
と、2階の窓から静かに鑑賞した。
何度も写真に撮ったのだけれど、シャッター速度が合わなくて、
こんな写真しか撮れなかった。(/ω\)
打ち上げに結構間合いのあるのは地域の神社やお寺さんへの寄付問題があるからでしょうが、2時間程、
「ド~ン!パラパラ~。」
と繰り返していた。
まっ、今年は取り敢えず、実際に見れたから、良しとしよう。
神社やお寺さんに祭られている方々への鎮魂納涼花火はしばし暑さを吹き飛ばして
くれるだろう。