復活したジム仲間。
ジムでいつも同じ時間帯になる男性の方が5月に入って姿を現さなくなっていた。
同時間帯の他の仲間も、
「最近○○さんが来てないですね~!」
と、言い出すようになった。
彼は、仕事の休み時間帯に必ず来る人だった。
私の後に必ずいる人で、他の人が帰った後でも必ずいるので、人数が少なくなっても
何故か安心してトレーニングできる環境になっている。
とに角、毎日トレーニングしているのだ。
(写真はお借りしました。)
その彼が突然いないのだ。
不審に思って、彼と同じ様に毎年大会に出る男性に訊いてみた。
すると、
「彼はね、入院中なんですよ。」
と、笑顔で答えてくれた。
「ええ~っ!?入院?何で?」
と、私。
「椎間板ヘルニアで手術することになって。ずっと痛みは抱えていたんだけど、
もう、痺れが出てきてしまって、とうとう整形外科で受診したらすぐ入院になってしまって。
でも、4月の末に手術したから、もう退院するころかもしれないんですよ。」
と、5月も2週間くらい経とうとする頃ザワザワと騒ぎだした私達にちょっと
苦笑気味に話してくれた。
それが解って、心配していた他の会員に、彼がお休みしていた原因を伝えた。
原因が解って、様々な意見などあったが、とに角またリハビリも兼ねて出てきてくれる
ことだろうと一安心していた。
それから、週を跨いだ17日(火)にいつもの時間より少し遅れてその彼が現れたのです。
「○○さん、いつ退院したんですか?」
と、訊くと。
「昨日退院したんですよ。(笑顔)」
「ええ~っ!?もうトレーニングできるんですか?」
「少しずつだけど、やらないと鈍ってしまうので。」
と、手術前の自分の背骨のMRI写真を見せてくれた。
「神経に触っているこの部分(骨)を切ったんですよ。」
と、彼。
いつものトレーニング用ランニングシャツの上からコルセットを装着した
姿はちょっと痛々しかった。
筋肉モリモリで去年は出場した大会でリベンジ優勝している。
今年も準備を始めていると思っていたので想定外のことなのだ。
少し色白にはなっていたが、まだまだ筋肉は落ちていなかった。
「もしかして、入院中も何か(軽く)トレーニングしてたんじゃない?」
と、訊くと。
「(苦笑いしながら)やってました!」
そうだよな~、毎日トレーニングを欠かさなかった人が寝てるだけの生活
できるわけないもんな~、とそれも想定内のことでした。
だから、私達同時間帯組が彼の退院後、初めて会うということになった。
嬉しいことなのだ。
「チャンピオン復活~!」
なのだ。
コルセットを装着姿だけれど、次々に会う人に挨拶している姿は以前とそんなに
変わりなく、生き生きとしている。
よかった~!復活できて。
やっぱり、いつもいる人が頑張っている姿を見れるのは、”元気な日常”がそこに
ある証なんだろうなって思えた。
○○さん、退院おめでとう!復活おめでとう!\(~o~)/