それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

もう一つの姿に、感動。

会員の中でも、よく話す、でも、寡黙にトレーニングする「Sさん」。

 

ある日のこと、彼は私より少し先に終了した。
いつもは、私より1時間以上先に来て、終了も後だ。

 

帰宅時、何気なく、彼の車がないから「ああ、もう帰ったんだ。」
と思った。
いつものルートを車で走っていると、体型、歩き方、背中のリュックが似ている男性が目に入った。
「ん?、Sさんに似てるな?でも、歩いてるはずない」
でも、気になったので走りながら横から確かめた。
「Sさんだ、間違いない。何故?」
彼の職場である街中を目指すとすれば車で15分程の距離を歩くのだ、それも、外はまだ暑い中を。

 

その時、以前見た姿を思い出した。
彼が駐車場と違う方角に歩き出したことがあった。

 

気になっていたので、後日時間帯が一緒になった時、聞いてみた。
「息子が○○プールに通っているので、行くところだったんです。」
という答えだった。
「それに、大会が終わると太ってしまうので有酸素運動も兼ねて時々歩いているんです。」
とも言っていた。

 

そのプールは車で10分位の距離だろう。
そうなんだ、やっぱり「歩く」ことも意識しての歩きだったのだ。

 

やっぱりな、意識して歩いてたのだろうと想像はしたけれど、実行するって凄いな、と感動した。
私なら、絶対できないことで、ウォーキングにしても、空調が効いている場所でなければ、この季節にできない。

 

何か目標をもって成し遂げようとする人達ってメンタルが違うと、反省だけはした次第です。

彼の、「歩いてるんだ」などと見せない姿勢に、見えないところの努力を感じて、ちょっと嬉しくなった出来事でした。