突然の姪からの電話で彼女の義父の死を知った。
義父の方は既に伴侶を失い、最近は少し認知症の気配もあって独り暮らし
が難しくなって、施設に入居されていました。
コロナ禍の最近は面会も窓越の状態だったと聞いてます。
施設では相当厳重な感染対策をされていたと言う事ですが、
とうとう彼は感染してしまった。
しかし、3月2日には退院の予定の状態になり安心していた矢先の急変だったということです。
ニュースなどでは高齢者の感染後の重症化ということを聞きますが、
まさにそのようになってしまったのだそうです。
彼はまだ78歳。
まだまだ元気に暮らせる年齢でした。
2016年の私の母の葬儀に遠方から出席して頂き、親戚の人達と会い、
コロナも蔓延する以前のことで、湿っぽくならない葬儀に一役買って
頂きました。
今回のことで、高齢者の重症化の恐ろしさを身近に感じ、改めて
感染は回避しなければと思います。
彼の一人息子である姪の夫は本来明るい人ですが、やはり最期のお別れ
が窓越であって、呼吸が苦しくなっている状態を目撃しているのに
何もできなかったことを悔しく思うとともに、通夜も営めず、火葬の場にも
立ち会えず、お骨となって骨壺に納められてくる父親を待つしか術がないことを
悲しんでいると伝わりました。
彼等の愛犬が涙ぐむ飼い主の涙をペロペロと舐めてくれている、
それだけが救いだと彼女は言いました。
(りんちゃん。2歳♀。)
先代ワンコが5年の命を全うして悲しむ中、2020年にやって来てくれた
2代目なので「オリンピック」に因んで「リン(輪)」と名付けられたワンコ
がいてくれてよかったとも伝えてくれました。
毎日のニュースの中でコロナ禍の死亡者の数が発表されています。
大方は高齢者だということで、重症化が案じられています。
そんな中での、彼女の義父の方の「死」は現実の事として突きつけられて
いる事実となってしまいました。
私達にできることは、やはり3回目のワクチン接種を成るべく早く受けること。
そして、日々の行動に細心の注意を払うことくらいしかありません。
「重症化」は「死」に繋がることを肝に銘じたいと思っています。
お義父さまのご冥福をお祈りいたします。