コロナ禍での盲ろう者の困難と立ちはだかるマスク。
2021/10/16(土)のTBS、報道特集。
2021/10/18のの記事、
”SOS白杖を知ってください!”
と私の中ではリンクしました。
視覚障害者さんが、外出時は音に敏感になるそうです。
当然、視覚以外の能力を使うからでしょう。
音に頼るとも言える。
それがコロナ禍で人の外出が減り、お店の音も無くなり、気配にも頼れなくなって
いるそうです。
それだけでなく、
聴覚障害であるろうあ者の方にも弊害があるそうです。
喋る口元を読んで会話の内容がマスクで見えなくなっている。
ろうあ者の方は幼い頃から相手の口元を読む訓練をされるそうです。
ご自分の声は聴こえないそうですが、それでも、私達が解る程会話のできる方はいます。
凄い努力の結果だと思います。
ろうあ者の方です。
今まではメンバーの口元を読んで指導できていました。
そのメンバーたちがみんなマスクをしていて会話ができなくなってしまったそうです。
だから、積極的に手話を使い、相手の子供達も手話を覚えてくれて駆使しているようでした。
お互いの努力です。
しかし、メンバーの子供たちの保護者の会話などは聴こえなく(見えなく)なり、
ミーティングの会話も見えなくなり孤独感に苛まれているそうです。
健常者には思いもつかないことです。
しかし、それを乗り越える口元が見えるマスクでコミュニケーションが取れるようになったそうです。
そんな報道を知って、そう言えばと口元が見えるマスクをしている映像が思い出されました。
気象庁の台風か何かの至急、特別な予報の時だったと思います。
担当官の方がされていたマスクがそれだったと思います。
「ふ~ん、いろんなマスクがあるんだな~。」
くらいにしか思わなかったけれど、何と自分が無知だったかと今思います。
やはり、どんな障害のある方にも早く伝えたいという用途を考えての使用だったのでしょう。
気象庁側の心配りに今頃気づき、感謝の思いです。
健常者である者は、備わっている機能全てを使える反面、一つ一つの能力を鍛える
努力は案外忘れている傾向があることも思い知りました。
2021/10/18の「白杖」の記事、
”SOS白杖を知ってください!”
と共に、「マスク」が障害者の障害になっていることを
報道してもらい、少しでも現実を知ることが大切なのだと思いました。
SOSです!と。
しかし、それをも見つけてくれる為の人が少なくて頼れなかったそうです。
やはり、こちらからその気配を感じることが大事なのでしょう。
とに角、お声を掛けてみることが始まりでしょうね。