SNSでは世界を、ふと見る足元は。
朝まで降っていた雨で濡れていた坪庭が目に入った。
猛暑続きで、ここの植木達も毎日何とか頑張って生き生きとした緑の葉っぱを保ってくれている。
毎夕、とに角散水している。
とに角、とに角、
「暑かったでしょう!?」
と、言う気持ちで水遣りは怠っていない。
最近はSNS上で遥かヨーロッパからの記事に思いを馳せて、日々の生活を知って、
気持ちはヨーロッパに遊ぶような気分を楽しませて頂いていた。
しかし、実態は猛暑の中でゼイゼイ言っている毎日に変わりない。
真夏の暑い中移動する旅行をしたいとも思わないのが通例だけれど、
(今年はコロナ禍で全くそんな気分は無し!)
暑いパリからヨーロッパアルプスのような涼しい場所にヴァカンス!なんていう避暑だったら
行きたいし、行くだろうな~、などと想像したりしていた。
そんな日々の中、雨に濡れた涼し気な小さな庭の石に目が行った。
「あっ、こんな足元にも癒しがあるじゃないか・・・・。」
と、いい具合に自然に濡れていた庭を眺めた。
リビングの広さを削っても、風と陽射しと植木の緑が欲しいと、設けたちっちゃな庭は、
訪ねて来てくれた人も喜んでくれ、何よりも一番出入りして活用するのが飼い猫
なのだ。
時々食べられそうな葉っぱを選んだり、夜空を眺めたり、外気を感じて小さな庭の地面の感覚などを楽しんでいたりする。
時には小さな虫と遊んでいることもあった。
「そうなんだ~、遥か彼方にも、こんな足元にも癒しはあるんだな~。
やっぱりここは我が家の憩いの場所になった~!」
と新築当時の思いが間違いでなかったことを確信した。
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