それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

じっと忍耐。

台風10号日本海沖に抜けたようですが、まだ強く影響は残っている現在です。

 

今回の台風に思ったのは、西日本上陸する前から何日も何日も、

「大型の台風が来るぞ~、来るぞ~!」

と、予想だの、注意喚起だのが長い時間取り上げられていたことです。

 

そんな中、交通状況も計画運休などと、早目早目に対策が取られていたことが目立った。

徳島の阿波踊りなどのイベントも4日間のところ2日間で切り上げられたり、と対応が早く、高校野球でさえ試合を休止した。

 

そうして西日本、広島の呉などに上陸した頃には、市街地には人の影は一切なくなっていた。

 

台風10号の発生時から、日本国民はみんなやって来る台風が過ぎ去って行くのを、ただひたすら耐えていたように思うのだ。

暴風雨圏内が広すぎて、日本列島をスッポリと覆い尽くしているようだった。

だから、日本中がこの台風に関わっていたのだ。

 

そんな時期が8月15日だった。

 

太平洋戦争終戦の日だ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89

 

昭和16年12月から昭和20年8月15日まで約4年間は日本国民が、あらゆることに「忍耐」をした日々だったのだろうと、台風から一気に戦時下の日本人の事を思った。

 

発生してやってくる台風は避けようが無いように、始まってしまった国家の戦争をどうすることもできなく、「忍耐する」しかないと、勝利を信じて耐えていた国民がいた。

 

この時期だからって、戦争に関することを記事にしようとも思わないのだが、(国民一人一人がそれぞれで考えることだと思う)この何日かの過ぎて行くまでを耐えるということで、戦時下の人々の気持ちを想像してしまった。

 

 

平和や平穏を守る、ということは「来てしまってから」では遅いということですね。

自然に教えられます。