きたなシュラン(汚なシュラン)、蕎麦屋。
これは記事にしようか迷っていた内容です。
暫く抑えていたが、やはり納得できなくて書くことにした。
先ずは、「きたなシュラン」の意味を参考に。
https://dic.pixiv.net/a/%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%B3
2019/01/07、耳鼻科の診察を受けたくて、診療開始の日を待って、診察を受けた。
お昼にかかったので、近くの美味しいお蕎麦屋さんはもう営業してる筈と、行ってみた。
昨年暮れから忙しかったことは想像できるが、店舗の改装中だったり、遅い正月休暇か、店舗、味共信頼のおける3軒がお休みだった。
何故か、そうなると余計に美味しいお蕎麦が食べたくなるもので、その有名なお蕎麦屋さんの近所に営業していたお店に入ることにした。
出前から戻った店主風の人に駐車場も案内してもらって入った。
店舗の造りは所謂「そば処」というものだった。
結構、こだわりを持って造られたと思われる内装だった。
ところが、・・・、
店舗内の整理整頓と掃除が行き届いていない!
新聞や、書類や、何だかわからないものがカウンター兼レジみたいな所に積み重なっている。
その上、その下の戸棚や扉がベトベトした感じで油に埃が重なってこびりついたような具合だ。
ふと、奥の続きの部屋を見ると囲炉裏を切ったぐるりとカウンターのようになった風情のあるインテリアだった”筈”の様子だ。
しかし、そこも荷物が重なり、あろうことか、部屋の隅っこには洗濯物干しの「チャラチャラ」に洗濯物が引っかかっている。
「うわー!、食べたくないな~!」
と思ったけれど、もう、どんなものが出てくるのか、体験だと、諦めて、注文した。
客はもう一人いた。
「天南そば」 因みに840円。
海老の見た目も良くない。器と蕎麦の彩も悪い。
一つの商品としてトレーにまとめるような心遣いもない。味気ない。
味?は家でもこれくらいはできる。
近年、お蕎麦屋さんは、「味」と「風情」と「粋」を競うようになって、気持ちよく食事ができる。
しかし、・・・多分この店は先代の作った店舗をそのまま受け継いで、それを磨き込むような気力のないまま続けてきた、という現店主なのだろう。
言い方が差別になったら申し訳ないが、お客様が入らない店に限って、「出前」という方法をとっているように思える。
他にも一軒あったが、そこも出前をしていた。
共通することは店舗がうす汚い。
メニューも壁に無造作に鋲で止めただけだったり、「小上がり」の座布団が汚れたままっだたり・・。
出てくるものは、
「これがプロの味?しつらえ?」
と驚くような内容で、平気で提供する。
そして、原因はやはり、「人」だと思う。
店主とその妻と娘での営業だと思われるが、三人共客を迎える姿ではない。
トレーナーに片方の肩からずれたような汚いエプロン、メイクもしてないスッピン。
母親?も同じでスッピンに無造作に髪を束ねている。
たいそうなメイクでと言うわけではない、お客様が気持ちよくいられる程の、清潔そうな身なりは作れないものか、ということ。
お蕎麦を美味しく賞味してもらうための準備など微塵も感じられない。
顔をそむけたくなるほどだ。
トイレや洗面所がどうなっているかなんて押して知るべし、なので使う気にもならなかった。
蕎麦屋で、全部食べ切れず、残すことになって、支払いの時、レジはなく、汚れた
小さな引き出しがその代わりになっている。
「潰れそうで潰れない店」というものが世間にはあるようだが、流行る店と流行らない店が
両方とも、必要とされているのだろう。
誰でもがピッカピカの店がいいとも限らない。
ゆるーい営業が好みの人もいるのだろう。
そうなんだ、自分の感覚だけが全てではないのだから・・・。
それにしても、保健所の検査には合格しての営業なんですよね。