まだまだ風邪が治らなくて、人と会う時のように大事な時に咳き込んで止まらなくなる時がある。
勿論、マスクはしているが、相手の方は心配して
「お水持ってきましょうか?飴をなめますか?」
とか気を遣わせてしまう場面も何回かあった。
お茶やお白湯や飴玉を頂きました。
そんな状態なので、月曜日になってすぐにかかりつけ医の診察を再度受けることにた。
待合室で待っている時に、どうにも背中が痒くなって、手も届かないので、いつもバッグに入れてある伸縮型の「孫の手」を使うことにした。
縮めると扇子くらいの長さの「孫の手」をサッと伸ばして背中に当てた。
その瞬間、周りで同様に診察を待っていた患者さん(たまたま向かい側も、両隣りも熟年の女性たちだった。)達が、同時に、
「フフフッ!」
と笑いだした。
「え!?孫の手~?そんなのあるの~?」
という感じの笑いだった。
周りが和やかになっていたので、
「便利ですよ。よく観光地のお土産ものとして売ってますよ。」
と返したら、背中にシップ薬を張る時なんか苦労するとか、いろんな話が広がって、暖かい雰囲気になったのです。
間寛平さんの様に柱を使って
「痒いの~、痒いの~」
とでもできればやりたいとこだけど、やったことはそれに近いことだったかもしれませんね。
「痒いからって、こういう所で孫の手を使うなんて初めて見ましたよ」
という意味で、皆さん笑われたのでしょうが、車の中でも、便利に使っているので、
痒い=孫の手、が私の中では普通のことだったので、ちょっと場所を考えるべきだったかもとも思ったけれど、その場が和んだので許して頂きましょう。
ということで、ちょっとおもしろい経験になりました。
勿論、私のバッグには「伸縮型孫の手」は常備が当たり前になってます。