それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

「猫ちゃん、何歳ですか?」

 

ウェルシアさんで猫の砂を買った。

 

重たいので持ち手のついた袋にいれていた時に、レジ担当の方に声を掛けられた。

「猫ちゃん、何歳ですか?」三毛猫

 

「あっ、そうだよね、猫の砂買ったんだから猫を飼っている人だと分かったんだ。」

と、普通に

「20歳になりました。」

と答えた。

 

すると、そのレジ係さんは、

「元気でいいですね。家の猫は今月亡くなったばかりなんです。(確か8日と。)」

 

話を聞いていると、子供さん達は独立して今は彼女は一人暮らしで白い12歳に

なる猫を飼っていたという。

もう何をするのも一緒で、ついて回っていた猫だったそう。ウインク

 

そして、一緒に寝る寝方も我が家の猫に似ていて、彼女に顔を近づけてくるので

寝息、鼻息も近いし、髭もくすぐったかったと言う。

 

「うわっ!我が家の猫と同じだ!可愛いんだよね!」

と、どんどん話に引き込まれていった。ニコニコ

 

彼女はレジのお客さんを気にしながら話してはいたが、亡くなったばかりの日々なので

誰かに気持ちを話したかったのだろう。

お骨を抱いている日々だと言う。えーん

 

そして、猫砂を買った私に話しかけたのだ。

 

話しているうちに時々ティッシュで目を抑えながらだった。

 

レジのお仕事が無ければ私はお話を聞いてあげたかった。

 

一緒に寝ながら朝になったら亡くなっていたそうだ。

腎臓病を患っていてずっと注射に通っていたが、食欲がなくなっていたそうだ。

そして嘔吐だったそう。

 

それまでの心配はどれほどだったかわかる気がする。ガーン

 

我が家の猫も昨年一時食欲が低下した時は、

「何としても食べて!少しでもいいから食べて!」

と、いつも食べた残量を気にしていた。

 

勿論今でも同じように注視はしている。

 

だから気持ちはすごく分かった。

 

レジ係さんだからゆっくり話はできなかったけれど、愛猫を亡くしたばかりの飼い主さん悲しい

目の前にいたことを他人事と思えなくて、

「明日は我が身なのだ。年齢的には亡くなった白猫さんより老齢なんだから、明日は我が身だ。」

と、会ったばかりの彼女に同調して涙ぐんでしまった。

 

愛猫への気持ちは、どの飼い主さんも同じなのだ。

一緒にいると何と気持ちの伝わることか!

そして、猫たちは言葉はないが、その行動ではっきりと気持ちを伝えてくれる。

 

前足で触って、肉球が顔を撫で、毛づくろいのつもりか髪の毛を舐めてくれたり、いたい場所を占拠することで

ここが好き!と表現するのだ。

 

そんな愛猫がいなくなるなんて考えられないが、彼女の前では起こり、寂しくてたまらないと言った。

 

お客さんが来たことで話は続けられなかったが、

「元気を出して過ごして下さい。猫ちゃんは近くにいてくれてる筈だから・・・。」

と、最後に言うと、彼女は笑顔で会釈してくれた。

 

何だろう?

彼女の愛猫ちゃんが、猫好きの私に会って

「お母さん(飼い主さん)とお話してくれませんか?」

と、自然に時間を作ってくれたような気がする。ニコニコ

 

生きていた時間はすごく幸せだったから、少しでもお母さんの癒される時間を作ってくれたんだね。

 

愛猫が居なくなるのは寂しいけれど、絶対に姿を追ってしまうけど、始まりがあれば終わりもある。

私は、その現実を受け入れられるか自信はないが、猫より一日でも長生きしなくてはと猫を悲しませ

不安にさせるのだけは避けたいと思っている。


どこの子もかけがえのない愛猫!