ワンコの散歩孝。
ボ━ダ━ コリ━の駆けるような散歩。
こんお散歩風景が見られる時はほのぼのと嬉しい気分になる。
ジムへの往き帰りに車窓から見えるワンコ達の散歩風景は楽しみになっている。
特に、このボーダーコリーちゃんに遭遇すると、その飼い主さんとワンコから
感じる、
”散歩がすっごく楽しい~!”
という風情がこちらをも元気付けてくれる。
勿論、飼い主さんとワンコはそんなことは知る由もないけれど・・・。
ある日、ゴールデンレトリーバーの散歩を注視した。
ワンコの方に気付いて、同時に飼い主?さんに目が行った。
バッグを持たない散歩?
怪しい。
リードを持っているのは若い女性だった。
午後二時頃の事だった。
ワンコは嬉しそうだったが、どうもその女性は散歩が面倒くさい感満載だった。
服装は本人の好みですが、上下ダラッとしたジャージ。
足元もサンダル。
手には何も持たない。
「ワンコの散歩に必需品の糞の後始末用の袋、オシッコの後のペットボトルの水
など持たないでどうしてるのかな~?」
と、何の段取りもしないで散歩してます感がはっきりと伝わってくる。
車の信号待ちの間に観察しただけだったが、上記の事が見てとれた。
彼女は車の運転者がそんなことを見ているなんて思いもせず、
気楽に散歩していたのだろう。
でも、その様子からは散歩中の飼い犬に対する責任という事は皆無に等しい
ほど感じられなかった。
一匹の犬の散歩にクレームをつける住人は多分いないだろう。
関わりたくない世の中だとは思う。
私だって、ただ車窓の風景として見るだけなのだから。
だからと言って、
「これが我が家の散歩。文句ある?」
みたいに振る舞っているように見えたのは確かだ。
これだけ、ペットを飼う人が増えて、マナーに対しても向上している今
こんな飼い主もいるということを見せつけられた思いなのだ。
彼女は、家族と共に、
「連れているワンコが路上で糞をしても、オシッコをしても、
全く自分には関係のない事です。」
と、宣言して歩いているということが解っていないようだった。
時々、民家の塀に貼り紙がしてあることがある。
「家の前で犬に糞をさせないでください。」
と。
ああ、こういう飼い主がまだいるから、こういう貼り紙が存在するのだと
残念に思った。
その貼り紙は彼女が歩いていた反対側の歩道にあった。
もしかしたら無関係ではないのかもしれないが、憶測でしかない。
世界中には、犬の糞の始末は道路掃除をする人の役割だからその人に
させたらいいというフランスのような考え方をする国があり、
一方では(ドイツだったか記憶が曖昧ですが)何も持たずに散歩しても
舗道上に糞の始末用のビニール袋が設置されていて誰でも使え、勿論
その場所に捨てることもできる、郵便ポスト位のものが設置されていた国もあった。
これには、ペット税が遣われていたように記憶しているが。
いずれにしろ、生き物と一緒に生きるということは、そういう基本的な事をどのように
考え、対処するかということが必須条件なのだと思うのだ。
まだそういうインフラまで進んでいないのなら、個人個人がきちんと対処
していくべきだ思います。
どんな場合もワンコには責任はありませんが・・・。