私がジムに通う理由はただただ、健康保持のため。
筋肉がどうの、形がどうのなんてこれっぽっちもない。
ただただ、身体がいつまでも、といっても永久には無理だけど、成るべく旅立つ日まで
きちんと動くようにという予防の為なのだ。
けれど、周囲は本格的にいろんな種目の大会に出場するために、ご自分の思い描く
スタイルを目指してトレーニングしている、目的意識のはっきりしている人が大半だ。
30年前までは出場していたが、今はそんな現役の若者を暖かい目でみている元ボディービルダーもいる。
そんな人達は私と同じ目線の応援団だ。
とに角大会の前日まで、いや当日もダイエット中なのだ。
絞りに絞って筋肉を際立たせる。
同じフロアーに数人が黙々とトレーニングしてお互いに言葉を交わすわけでも無い。
ピーンと張りつめた空気が漂っている。
そんな中、一応7月の末に大会が終わってほっとしている男性と話す機会があった。
一旦、結果が出たので気分が和らいでいたのだろう。
経過の話や、終わってから一日で6キロ体重が戻ったなどとと笑っていた。
一年かけて15キロくらいの体重を徐々に落としていくのに、戻るのは一瞬で、6キロ
には私も一緒に笑ってしまった。
もう、ほんわかと笑える雰囲気なのだ。
まだ、絞った身体と色は外見は見とれる程美しい。
彼等のようにストイックにダイエットが出来ない私なんか恥ずかしい限りですが、
一緒に大笑いしてしまった。
本当に写真に収めたいようなボディだけれど、まさか、撮らせてもらうわけにも
いかないと、涙を飲んでいる。
それだけ視線に耐えうる肉体なのだ。
(写真はお借りしました。)
ただ、健康保持でうろうろしている私なんかとも冗談言い合える状態になった
ボディービルダーのメンタルも、大変だったんだなと心の内では想像し、
「お疲れ様でした!」
と声を掛けていた。
まだ、他に大会出場予定の方もいたので、それでも応援の声掛けか話を交わす姿が
絵になっていた。
目的意識がある人達は日々の過ごし方に生き方が表れていてカッコいい。
いつも清々しい姿を見せて貰って、結構かけがえのない場所なんだと改めて思った。
大会出場者の試合結果は徐々に掲示板に張り出される。
結果がどうであっても、努力している過程を目にしているので、「お疲れ様でした!」です。
去年の優勝を維持していれば勿論!「おめでとうございます!」とお祝いします!
こちらもドキドキしているんです・・・・。
皆さん頑張れ~!