晴耕雨読。
梅雨の季節になるといつも思うのは雨の日の過ごし方だ。
私の一週間はだいたいルーティーン作業で決まっている。
ジムに行く日、何かの予約が入っている日、一日中フリーの日と決めて
食品以外の買い物や(花苗等)、銀行への振り込みや、溜まった雑事を済ます日などと割り振って一週間が過ぎて行く。
そんな中で梅雨と言う季節は、あまりに大雨とかの時は予定の日にちをずらしたりする。
そんな日をどう過ごすかということが、気象によって変わる時間の使い方を考えるということになる。
「晴耕雨読」なのだ。
お天気と共に暮らす。
外での仕事ができなければ、家で本を読む。
しかし、外仕事で畑仕事中心の生活を送っている方々は家の中でも仕事は沢山ある。
例えば、
あの、富山県の五箇山の暮らしをNHKの「日本紀行」で見たことがあるが、茅葺屋根を支えているのは全て縄なんだそう。
あの合掌造りの家には釘は一本も使われていないのだそうだ。
その縄を家人のおばあちゃんが綯っていた。
器用に綯い、力強くしごくのだ。
そして、茅葺の葺き替えの時までに長い長い縄を用意しておくのだ。
その縄が家を支えていた。
これこそ晴耕雨読だと感心したのを思い出した。
ちょと説明:
五箇山は、富山県の南西端、庄川沿いに位置する自然豊かな地域です。立ち並ぶ合掌造りの建物、のどかな山村風景、どこか懐かしい小さな山里が点在します。その中で、相倉(あいのくら)集落と菅沼(すがぬま)集落が岐阜県白川郷荻町集落と一緒に1995年 「世界遺産」に登録されました。日本を代表する文化遺産に多くの方が訪れています。
五箇山の風景。
ライトアップの様子。
観光目的で日暮れからのライトアップを見に行ったことがある。
山の中腹まで登って指定された場所で見るのだが、予想以上の
観光客で混雑していて驚いた。
現在人が住んでいる家も観光用に開放されていた。
観光という名目は住人も巻き込むのだとちょっと気の毒に思ったものだった。
話が大分飛んでしまいましたが、
しかし、そんな器用な人間ではない私は、プチ断捨離かな。
どこか一か所でも目的を決めて整理分類し、不要なものは棄てる。
最近は、記念写真の整理をした。
結婚式(自分のものや出席させてもらった親戚のもの子供の物等々)、子供の初宮参り、七五三等々、整理中に思い出に浸ってしまったりしながらも基本一枚ずつあればいいので、
重複している物は子供達本人に渡しておこうと準備した。
「要らないよ、実家に置いといて。」
と言われるかもしれないが、それはその時、一応話すつもりでいる。
あとはやっぱり洋服の分別廃棄だ。
そんなことを、梅雨の季節にしようと企んでいる。