「鰹節の日」と、思い出。
11月24日は「鰹節の日」なんだそうです。
NHKのあさイチで特集のような番組になっていたので今何で鰹節?でした。
暮れのお料理に出汁の取り方とかかな?なんて勝手に解釈し、流していました。
結局ヤマキさんが作ったということでした。
以下引用
日付は「いい(11)ふ(2)し(4)」(いい節)と読む語呂合わせから。
鰹節の使い方、上手なだしの取り方などをもっと多くの人に知ってもらいたいとの想いが込められている。
鰹節の切り削り実演販売や、だしの取り方教室などを実施する。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。」
と、いうことでした。
それで、NHKも鰹節だったのか、ということでした。
私は、幼少期、小学校時代まで鰹節の生産地で過ごしました。
鰹が水揚げされる漁港があったからでしょう。
だから、遊び場である、ある程度の広さがある空き地はだいたい鰹節が干してあったと記憶しています。
当然生産者は沢山いて、家内工業のような工場が沢山あって、学校の登下校時にはそこから漏れてくる鰹を茹でる匂いがいつもしていました。
父はサラリーマンだったので鰹とは無関係でしたが、親戚の人とかが訪ねて来る時などは
魚の尾っぽを握って、
「今日いいのが手に入ったから」
とか言ってそれがお土産でした。
そんな町でしたから、干してある鰹の間を走り回って”鬼ごっこ”なんて当たり前でした。
大人には迷惑だっただろうな~。
当然ですが、私は毎朝箱型の鰹節削り器で鰹節を削って食べてました。
あっ!もしかして今、骨密度の数値が平均以上なのはこの頃の鰹節のお蔭かな?
それと、よく遊び回って運動してたせいかな?
「鰹節の日」なんてことを知ってもう半世紀以上前の光景や、匂い、味が蘇ってきました。
鰹節の干してあった消防署の前の空き地の陽当たりの具合なんて気持ちのよいものでしたが、今だったら、・・・消防車が出る場所は確保されているから(停車も不可?)社会全体がのんびりとしていたんでしょう。
全てが懐かしいです。
最近はパックの鰹節ばかりですが、削っている時のあの香りは特別のものでした。
上手く削ると木材をカンナで削ったように薄く滑らかで、鰹節が小さくなると粉のように
なってしまい、どこを刃に当てると美味しい部分なのかよく考えました。
う~~ん、懐かしい。