ドキュメント「矢沢永吉」。
NHKTVが放映した「ドキュメント・矢沢永吉」を録画した。
どんな生活をしてるのか興味があった。
案の定、知らないことばかりだった。
しかし、あまりにも有名人なので勝手な想像をしていた。
彼のアルバム作りはずっとアメリカ、ロスアンゼルスで行っていたと知った。
いつも独りで乗り込んでいた。
言葉が完璧ではなくても、彼の求める音は彼なりの方法で伝えていた。
彼曰く、
「通訳がいれば正確には伝わるが感情が伝わらない。だから自分なりの伝え方をしたい。」
と。
惚れ込んでいるギターリスト。唸るような弾き方に私も惹かれた。
ある所に来いと言われて行ってみると、そこは彼の船だった。
船に案内された。
素晴らしいクルーザー、もう4隻目くらいになるらしい。
そこでは「いつか来る、その日まで」の意味を語っていた。
昨年69歳でのアルバム作りをし、リリースは70歳で、ということになるらしい。
69歳になろうと70歳になろうと知ったこちゃ無いという。
一年中、町から町へライブのために移動する生活をしていると、独りになりたいことがあるという。
そんな時、操縦が好きな彼は船にやって来るのだと言う。
18歳で明日のことなど分からないまま、広島から夜汽車に乗って、上京した。
出生は恵まれたものではなく、祖母に育てられた。
そんな彼が、
「人生って、面白いね。」
と、振り返って満足気に語る。
百恵さんのように静かにマイクを置く日がくるのか、
「いつか来る、その日まで」まだ、まだ、ロックな人生を生きていくのだろう。
ロスアンゼルスではバイクツーリングもする。
バイクも車も、船もみんな操縦が好きなのだ。
只、只、彼らしく生きてきたらこうなったという人生、自分に素直に正直にだけど、
やっぱり彼にしか成し得なかった、天才の人生なのだろう。
努力もしないくせに、羨ましい!と思った。
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