それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

潜水艦「うずしお」。

2019/08/29 の新聞のコラムより引用

 

 映画や小説にはたびたび登場するが、現役の潜水艦が人目に触れることは少ない。いったん出航すれば、光も電波も届かない海中深くに潜航したまま、ひっそりと任務を遂行しているそうだ。先日、その「海の忍者」に、乗艦する機会があった


 ▼海上自衛隊の潜水艦「うずしお」で、2000年の就役。人間なら高齢の部類に入るという。体をつっかえつっかえ、はしごを伝い降りた艦内は、驚くほど狭い。通路や居住スペースは、装備の間を縫うように配置されていた


 ▼人間は二の次、艦内の空間を主に占めるのは機器や魚雷、対艦ミサイルなどの武器とか。後継艦でも米ロなどの巨大原潜でも状況は、ほぼ同じらしい。うずしおでは居住区とは別に、魚雷発射管室にも狭いベッドが魚雷と並んで敷いてあった
 ▼ここで70人を超える自衛官が長期間、陽光届かぬ昼夜を共にする。その職場にも女性が進出しそうだ。防衛省は昨年末、潜水艦の乗組員に女性自衛官を起用できるよう配置制限を解除した。21年にも初の女性乗組員誕生の可能性がある。


 ▼うずしおでは7人が研修中だった。このうち23歳の女性自衛官は、水上艦で海中に潜む潜水艦の居場所をソナーで探る水測員。「よりレベルが上の技術が、深く勉強できる」と意気込んでいた。


 ▼北朝鮮メディアは先月、金正恩[キムジョンウン]朝鮮労働党委員長が新たに建造した潜水艦を視察したと報じた。米国は、中国が20年までに潜水艦69~78隻を保有すると推定している。列島周辺で海底のにらみ合いは続く。彼女たちの力にも期待したい。

 

 

女性自衛官の潜水艦乗船の時代もやって来るというものだった。

 

2018/08/27の「砕氷船しらせ」の記事です。

https://ameblo.jp/kickbell/entry-12400544521.html

 

上記のコラム記事を読んで「しらせ」の見学乗船のことを思い出した。

 

「人間は二の次、艦内の空間を主に占めるのは機器や魚雷、対艦ミサイルなどの武器とか」

と書かれている。

どんなに狭い場所で乗船している自衛官たちは任務を遂行しているのだろうか、と想像できない。

それでも、「しらせ」を見学してあったことが、全く分からないではない状況を生んでいる。

階段が急である、艦内は迷路のようである、とかだ。

 

それでも、「しらせ」は海上にある、しかし「うずしお」は海中で陽光届かぬ昼夜を送るのだ。

若い自衛官たちが、そんな任務を担ってくれているなんてことを、普段私達は意識しない。

 

うずしお

 

外交問題が難しくなっている昨今でも、変わらず日々防衛に励んでくれている自衛官たちがいることをしかりと意識していたいと思った。