ターシャ・テューダーの森から ひ孫たちの秋そして冬
201/02/13 NHK BSプレミアム 放送
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3665/2363344/index.html
- 古き良き手作りの暮らしを愛し、実践した絵本作家 ターシャ・テューダー
- 彼女が愛した森で暮らすひ孫たちの秋そして冬
- 家族総出のアップルサイダー作りや、テューダー家のクリスマス!
一家総出の冬支度へ。
上記URLにて見て頂くと番組の内容はわかります。
ターシャが生きていた頃と同じような暮らしを彼等はしています。
父、ウィンズロー、母エイミー、9歳のエミー、5歳のケイティ。
ウィンズローはターシャの孫。
まだ生存中からエイミーはウィンズローのガールフレンドとしてターシャの暮らしのお手伝いをしていました。
そんな映像は過去の番組で観られるのかもしれません。
孫たちはターシャに会ったことはありませんが、父と母のターシャを引き継いだ暮らしの中にいます。
彼女たち孫は現在学校に行ってないで、家庭で教育を受けていますが、何か不思議に思ったことや、
分からないことがあると、両親はこう言います。
「想像してみてごらん」
番組の中の会話でその言葉が一番心に残りました。
今回私が嬉しかったのがターシャを撮影したカメラマンに会えたことです。
1987年から5年間ターシャに密着して、ターシャの世界を世界中に紹介した人物です。
リチャード・ブラウンさん。
彼の一番のお薦め、好きな一枚がこれ。ターシャの力強さが表れていると。
「いい写真が取れましたよ」
というのは喜ばなかったそうで、「気難しそうにとれましたよ。」と言うと了解したそうです。
そしてもう一枚が、3匹のコーギーが一緒に写った奇跡の一枚。
ターシャは笑った写真を撮らないということで密着を了解してくれたそうです。
57歳の時に「人生は一回きり、思い切り楽しまなくっちゃ。」
とカナダとの国境に近いバーモントいう場所でガーデニングを楽しむ生活を始める。
現在の「コーギコテージ」を建ててくれたのは息子さんで、今現在もその暮らしをひ孫たちと
守るのが孫のウィンズローさん一家だ。
この番組はターシャがいなくなって11回目の冬を迎える一家の様子です。
ウィンズローさんはこう言う。
「ターシャの家を守るということは、ターシャの生き方を知り、思いを継ぐこと。」
2008年92歳で亡くなったターシャ、私はこの人を知って彼女の写真集を何冊か買った。
そのころまだターシャは健在でした。
大切にしている。
「コーギーコテージ」は今も健在で、カメラマンのリチャード・ブラウンさんが久し振りに訪ねてきて
ターシャのレシピとおりのスープをウィンズローさんに作ってもらい、
「この味だよ。こんなに歓迎されて嬉しい」
と語っていた。
まだ、まだ、これからもターシャの森が観れると思うと本当に楽しみで、いつか、できたら、
近くまででいいから訪ねてみたい場所です。
お孫さん達の成長も楽しみですね。
ウィンズローの奥様のエイミーは今、膨大なターシャの絵の整理をしているそうです。
最後に、ターシャの言葉
「忍耐によって、私は欲しいものを手に入れた。」
これは四季のあるバーモントで暮らすことによって、秋に沢山の球根を植えておくと、
春に一斉に咲く花を見ることができるという、待つ喜びを表現しているのだと思う。
ターシャ・テューダー(Tasha Tudor、1915年8月28日 - 2008年6月18日)はアメリカの
絵本画家・挿絵画家・園芸家(ガーデナー)・人形作家である。
彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭、
ホワイトハウスのポスターによく使われている。
50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしを始め
1800年代の農村の生活に学び、彼女の住む広大な庭で季節の花々を育て続ける
ライフ・スタイルは、日本でも注目を集めた。