それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

”コロナと鬱と愛おしさ。”

フランス在住10年のNnaさんのビログをリブログさせて頂きます。

彼女のママ友の対照的な義母さん二人の話だった。

 

 

一人目の方は十分お金持ち。60代、専業主婦。

息子さん達もエリート。

ご主人もエリートで早期退職して家庭菜園などの趣味。

 

夏は息子家族孫たちと山の別荘で過ごす。

映画にも出てきそうな、絵に描いたような生活振り。

専業主婦でも料理などしない。

退職したご主人が掃除をしないなどが不満で鬱病で入退院を繰り返し。

 

 

 

二人目の方は公務員、教師を退職してご主人とも離婚して目下自分の生活堪能中。

田舎の古民家を買ってリフォーム。

家庭菜園の趣味もあるが編み物が好き。

 

編み物好きが高じて、毛糸を紡ぎ、とうとう羊を飼いたいと言い出す。

羊は一頭飼いではよくないということで数頭、6~7頭飼うことになって目下

その準備中ということ。

田舎の家の庭で?

それとも、牧場を買う?

 

どんな羊にするのか、全く他人の彼女だが興味深々で、帰る日を楽しみにしているそうです。

  

と、いうことで2例の60代の女性の生き方が紹介されていて、羊さんより興味深く読ませて頂きました。

 

まだまだ国営企業の多いフランスはバカロレアという試験がある。

これに合格することによってエリートへの道が開かれて、代々エリート家庭はエリート家庭として有り続けているんだろう。

 

だから、優雅な最初の奥様などもいるのでしょう。

 

日本だって、明治、大正、昭和とそんな由緒ある家庭のお嬢様、奥様はいくらだっていらして、未だにいらっしゃるかもしれないし。

 

2例目の、考えや行動に規制無しで、自分の力でどんどん生活の幅やスタイルを決めて堪能する方。

”羊を飼う”までいくとよそ様のことでも楽しみになりますよね。

 

「私は2例目の方に近いかも~!」

って我が身を振り返りました。

 

人がやってくれなきゃ自分で何とかする!

羊を飼うって思考が楽しいです!

 

フランス社会の”あるある”の部分を記事にして頂いて大変興味深く読ませて頂いています。

  

【以下参考に】

 

バカロレア: Baccalauréat)は、フランス国民教育省が管理する、高等学校教育の修了を認証する国家試験である

 

フランスではバカロレアを取得することによって原則としてどの大学にも入学することができる。大学の定員を超えた場合にはバカロレアの成績や居住地などに応じて、入学できる大学が決まる。

2019年の時点では18歳に達したフランス国民の80%(2005年時点では63%、1900年時点では1%)がバカロレアを取得している

 

 

”因みに日本においてですが”、

一般家庭で羊を飼いたいという言う質問に答えた方のベストアンサーです。

 

「元県職員の獣医師です。自分は羊を1頭飼養したために困った人を見たので、断念して下さい。一番困るのが、毛刈りで電気バリカンが1台10万円します。入手困難で、県の畜産試験場には羊がいるので持ってますが、貸してくれません。使用後に油を塗ったりメインテナンスが大変で、壊されたらかなわないからです。県も壊されたから、ドンドン新品を買うほど予算が無いからです。自分が見た羊も民宿のオーナーに飼われてましたが、夏にボーボーの毛を抱えて苦しんでました。羊を診察できる獣医師は現実的に畜産試験場以外にはおらず、そこは試験場以外の家畜を診察してはいけないので診る人がいないのも問題です。少数飼養だと行政側から、興味本位でペットにして困った人だと思われるだけです。羊も飼い主も不幸になるので、残念ですが断念して下さいね♪」