それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

読解力の低下?

以下引用

 いざ解こうとすると、なかなか考えさせられた。経済協力開発機構OECD)が2018年に実施した学習到達度調査(PISA)に出た問題だ。モアイ像が置かれたイースター島になぜ木がないのか―について、ブログと書評、ニュースを読み込んで答えなくてはならない
 ▼読解力問題の出題例として国立教育政策研究所のサイトで見ることができる。挑戦してみた人もいるだろう。実際にはこうした問題を筆記方式ではなく、パソコン上で入力する方式で解答する
 ▼調査対象はOECD加盟国などの15歳で日本では高校1年生に相当する。18年調査では、前回の15年調査同様、読解力の低下が問題視された。必要な情報を探し出し、その情報の信憑[しんぴょう]性を確かめ、その上で判断することなどを求める問題もあったが、正答率は低かったらしい
 ▼日本の高校生たちは日常的にそうした作業をして結論を導き出す学習をしているのだろうか。IT機器を学習に活用する頻度も高くない。半面、チャットの利用は群を抜いている。ゲーム利用も多い
 ▼政府は小中学校のパソコンを1人1台にする方針という。学校でのIT機器利用度が低いという現状からみれば前進だが、しっかり使いこなしてこそ効果が現れる。導入だけでなくその後のサポートも欠かせないはずだ
 ▼モアイ像は、何のため、どうやって建てたのか、などが謎だ。環境破壊と資源の消費がイースター島の高度な文明を滅亡に追い込んだという見方がある。次代を担う若者はそうした轍[てつ]を踏まぬようしっかり学んでもらいたい。

上記引用

 

また、新聞のコラムが気になった。

 

政府は小中学校のパソコンを1人1台にする方針という。学校でのIT機器利用度が低いという現状からみれば前進だが、しっかり使いこなしてこそ効果が現れる。導入だけでなくその後のサポートも欠かせないはずだ

 

私は、これを読んだ時、「モアイ像」「パソコンを1人1台にする」問題はさて置いて、

小中高生の日常が思い浮かんだ。

 

 

小中高生の家庭にパソコンあるいはタブレットスマホなど一台もない家庭というのは、今の時代珍しいだろう。

IT機器には、私達よりもっと早い時期に触れている世代だろう。

その上、学校でも一人に一台のパソコンが用意される授業環境になるというのだ。

 

学習到達度調査(PISA)に参加する日本の学生が試験をパソコン上で入力する方法で解答するということなのだ。

だから、PCに慣れなければということなのか。

経済協力開発機構OECD)に参加している他の国は、そんなにパソコンを使っての授業に慣れているのか?

それだけIT機器が普及しているのか?

 

こういう試験がないと他国との差など感じないまま、過ぎていったのだろうか?

しかし、読解力の低下はIT機器が原因ではないだろう。

 

日常の中で、会話のキャッチボールや、いろんな人と触れ合って、相手が何を言おうとしているか、それは正しいことか?など、判断し、自分の意見も発信する中で育まれることも多いのではないか?

それを補助するのがIT機器なのではないか。

 

読書も、ネット検索の結果を理解するのも最後はその本人の知識欲、好奇心、分析力、など

で本人に身に付いていくものだろう。

 

「何かを読み取る」力は普段の生活の中にあると思うのだが。

 

だから、家庭内で、学校で、いろんなイベントで、触れ合う相手と自分との関係を生かして

いくことが大事なのでは思う。

 

「読解力」って、試験の時だけじゃなく、生活していく時に、いつでも必要な事じゃないだろうか?

個人的な意見なので、「学習到達度調査(PISA)」の意向とかけ離れていたら、許して頂きたい。