ジムからの帰り、夕空が奇麗だった。
どこかに車を止めて、刻々と変わる空を撮りたい、と思っているうちにどんどん夕景は変化してしまう。
「ああ、もうここしかない・・。」
と、焦るように車を止めた。
10月30日午後5時前。
朝陽も夕陽も、真上ではなく、下から上へ、上から下へ、と太陽が移動していく時間帯の雲に惹かれる。
雲の一塊、一塊が立体的に厚みを持って見えるからだ。
今日だけの雲、絶対に二度と同じ雲には出会えない、そんな奇跡のような一刻、一刻に感動する。
そして、10月31日、朝陽、東の空。
まだ、太陽は雲の下。
この雲も太陽に照らされれば、消えていってしまうのか。
朝だけの雄大な景色に見とれる。