それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

「空き家にも花は咲く」#2

「空き家にも花は咲く」という記事を以前書いた。

https://ameblo.jp/kickbell/entry-12353949200.html

 

その空き家はまだそのままになっていて、時々子供さん達が来て家の維持をされているようだ。

と、言ってもそんなに頻繁に来られるのではないが、風など通しておられるのだろう。

それに、家の庭などの手入れまでされている様子ではない。

 

要するに、あるがままになっている。

 

そのあるがままが何か愛おしい姿を見せる。

ここの所、急に暖かくなって、また自生している花が咲いていたのだ。

多分ポピー。ひなげしだと思う。

家と道路の境目の土が溜まる場所に、点々と咲いている。

 

猫と散歩していて目に入ってきた。

何度も書いているが猫の散歩というのは犬の散歩とは遠く異なる。

全ての猫に共通しているかどうかは分からないが、我が家の猫には多分飼い猫なりの

狭ーい縄張りがあって、その範囲で移動しているらしいので本当にご近所の家の周り

しか歩かない。

でも、その範囲で、外猫さんの匂いを嗅ぎ、自分の縄張りを確認しているのだろう。

それと、お気に入りの草を食べては吐き、とそんなことをして来るゆったりとした散歩なのだ。

 

だから、私の運動になどなる筈もなく、私はその待つ時間、傍らで適当な高さや広さの

場所を見つけて、ストレッチなどをして過ごす。

結構いろんな部位のストレッチの時間になっている。

 

だから、庭の植木や鉢植えの花などに目を遣り、枯れ葉や咲き終わった花を摘んだりしている。

非常にゆるーい時間なのだ。

 

そんな猫との時間の中でポピーが咲いていることに気づいた。

 

あまりにけなげなので写真を撮っているとご近所のご夫婦が話し掛けてきたので暫く井戸端会議

の時間になって、

「何の手も掛けないのにこうして咲くのを見ると、人間の育て方にも共通点があるのかもと

思ってしまうね!」

と、意見が一致して笑った。

 

自然の様子を見てると、

「花にも木にも、適した場所があって、そこでは咲くべき花や木が咲くべき時期がくれば咲く」

と教えてくれているように思った。

 

「咲かせる」に気を取られるより、その花の特徴を知り、その花に合った場所にあるかどうか

に思いを寄せることの方が大事なんだろうナと教えられる。

 

関連記事「ど根性、一輪花」もどうぞ。↓

https://ameblo.jp/kickbell/entry-12403719658.html