ヒバの木が切られた日。
ヒバの木の伐採当日の「おかえりモネ」。
ヒバの大木が切られている時のサヤカさん。
切り倒されて横たわったヒバを見るモネ。
切られたヒバの木口が・・・・。
横たわったヒバを上空から見る。
「おかえりモネ」の印象的な日。2021/07/14朝。
切られた木口を見て、涙がで出た。
さやかさんが以前モネに言っていた。
「ヒバは雨、風、雪に耐えながら長~い時間をかけて、ゆっくり成長するから、
この子はものすごくいい木なのよ。だから、焦らなくてもいい、ゆっくりでいいんだ。」
その100年もかけて成長してきた木が目の前に倒れている。
登米の能舞台の修復に遣われればいいけれど、例えそうならなくても
誰かの、何かの役に立つのだ。
これから50年から100年自然乾燥される。
その乾燥場所をモネが過去のハザードマップなどからの情報により神社と割り出す。
地域を守る役割は神社も同じ、神社にヒバを預かってもらえることになった。
静かな、厳かなシーンが続いた。
電動のこぎりの”キーン”という切る音。
最後にクサビを入れて”カーン、カーン”と金槌を打つ音。
そして、・・・、大木の葉が空気を切って”ザーッ!”と倒れていく音。
最後に、
「バサ~~~!」と、全体が倒れる音。
そして辺りは静寂に包まれる・・・、サヤカさんが挨拶するまで。
立ち会った森林組合の仲間も、誰もかもが何かに耐えているようだった。
私は、雨にも風にも、雪にも、黙って耐えてきたその木を”生きてきた先輩”の
ように思えて、
「お疲れ様でした、あなたの姿は忘れません。ありがとう。」
と、しか捉えられなくて、涙が止まらなかったのだろうと思います。
感情移入せざるを得ない程、神秘的な映像の世界でした。
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