それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

こんな日があってもいい。

ジムに行く日である。

 

しかし、月曜日が祭日になって、その日に予定していたことが火曜日にしわ寄せされてしまった。

中途半端な時間の使い方となってしまいジムは諦めて、普段できなかったことをまとめてやろうと決めた。

一応メンバーの一人にメールをしておいた。

 

先ず銀行業務。

クレジット払いの請求金額が分かったので引き落とし用の入金を早目にやってしまうこと。

今月分の家計費を引き出すことも同時に、そして毎月引き落としされる口座に其々必要な

入金を済ますこと。

 

小さな家計だけれど、分配には気を遣う。

 

それで安心して外出ついでにレストランでランチを取ることにした。

何かの時に普段と違うことをするのがちょっとしたストレス発散になる。

 

ランチにはコーヒーも付いていて、周りはお昼休みのサラリーマンが多数の中で飲むと

忙しく働く人達の日常に取り込まれたような気分になった。

 

まだ、暖かい時間帯だ。

そうだ、あの美術館を訪ねる予定が、今日なら果たせそうだ、と車を走らせる。

 

2019/11/24投稿した、

「もう一度会いたかった…。」

と、いう記事の先生の美術館だ。

私財を投じて造られた、私設美術館だ。

 

幹線道路から奥まった竹林を切り開いて、その斜面に添って床が張られている自然を生かした土地の形状が優先の建物だ。

 


 

 

その後の活動が気になって、平日ならばと行ってみたが、発想は逆だった。

会館日は「土日祝日のみ」となっていた。

 

どなたかお弟子さんが引き継いでくれているのだろう。

でも、当時からの渋さと、”侘び寂の佇まい”は変わっていなかった。

手水鉢?の南天の枝は先生の好みの風情そのものだった。

 

竹林に囲まれた美術館は健在だった。

誰の気配もなかったが、その静けさの中で当時の先生の仕事中の姿を思い浮かべた。

お会いしておけばよかった。

 

帰途、付近の注文家具屋さんや輸入家具屋さんに寄ってみたが、輸入家具屋さんのオーナーも昨年亡くなられたそうで、お店はひっそりと閉じていた。

店内の少しの照明が私を引き寄せたのだが、扉が開くことはなかった。

 

そんな風に寂しくなった界隈の話を注文家具屋さんで聞いたのだ。

 

でも、気にかかっていた場所を訪ねてみて、”諸行無常”を感じたが、いつまでも変わらないのも有り得ないので、変化していることを受け入れつつ、先生の版画人生の最盛期に巡り会えたことに感謝した。

 

一週間を変化なくルーティーンに添って、やるべきことをこなして送っているが、こんなイレギュラーな日があってもいいなあと思えた一日でした。