それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

猫との「夏2018」

我が家の猫、やっぱりクーラーが苦手、嫌いのようだ。
人間と猫とは温度に対する感覚が違うようだ。

 

毎朝、まだ、4時半には起きて、5時過ぎには猫との散歩を開始する。
こちらの支度の時間をよくわかっていて、
「まだかな?まだかな?」
と、私の周囲をうろうろし、早く行きたい日は、もう玄関で待機して、私の目を真っすぐに見る。
「もう行ける?もう行ける?」
と、本当に、真剣そのものの目が私を追う。

 

私も、シャワーを浴びたいし、散歩用の服装がある。
猫の目的は自分の縄張り、といっても基本家猫なのでそんなに広くない。
でも、その縄張りの確認の為に、近所の家の脇の細い通路とかに入り込んだり、草を食べたりが、彼にとっての大事な、極上の時間なのだ。

 

しかし、そこは草むら、蚊に刺されやすい場所だ。
全身防護の為に、長袖、長ズボン、軍手をして身を守る。
だから、暑い。
日が高くなればもっと暑いので、早朝散歩という手段なのだ。
勿論猫のためでもある。

 

近所の庭の駐車場に止まっている車の下に野良猫ちゃんがいることもある。
それは、出会ってしまえば、もうバトルが始まる、を意味する。

 

その予兆は彼の唸り声で察知する。
「ん?やばい、この下に野良ちゃんがいる」
と、かがんで見ると、目だけが光って見える。

 

こちらとあちらの確認時間がバッティングしただけで、どちらも悪くはないけれど、喧嘩になれば、どちらも怪我をするので引き離さなければならない。
なんとか、近づけずに、野良ちゃんも逃げて行ってくれた。

 

そんな気を使いながらの散歩だけれど、彼にとっては一日の内で一番好きな時間だろう、と思うと盆暮れ、正月、もなく、365日付き合っている、16年間だ。

 

そんな猫にこの暑さを気遣ってクーラーの効いた部屋に居させてあげたいと思うが、
暫くすると、出て行って、他の部屋でのんびりとしている。

 

夜就寝前に部屋をクーラーで快適に整えると、
「寝るんだ~!」
と、喜んでベッドで待っているが、ある程度甘えると、ベランダに出て行ってしまって、外の空気を存分に楽しんでいるようだ。

 

猫の選択肢を大事にできるように、あれやこれやと考えている私なのです。

 

基本、彼にとって飼い主は「生殺与奪」権を握っている。
だからこそ、もし、逆の立場だったらと考えると、自分がされたら嫌な事はしないし、して欲しいことは猫の立場になって考えてあげたいと思っている。

 

只、少々彼、我が儘な気もしないではないんですがね!特に高齢化した最近・・・。

 

それにしても、一匹の猫(複数でも)と飼い主の出会いはそれぞれが何かの”縁”で結ばれたものですから、一緒に過ごすこと自体奇跡のようなものです。
この”縁”を大切にしたいと思っています。
一緒にいてくれることに感謝です。癒しをありがとう!

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小さな坪庭が彼専用の癒しの場所のようです。