悲しみと、希望と。「半分、青い」
9月28日(金)
鈴愛は仙台に居た。
視聴者の私は、鈴愛と一緒に自然に涙が流れた。
東北大震災で亡くなった親友の「ユーコ」の遺言を聴くことができた。
「鈴愛、生きろ、私の分まで生きろ、そして何事か成し遂げてくれ」
そして、ユーコとボクテと夢を語ったことを思い出すシーン。
「ユーコ、歌って」と。
ユーコは、患者さんを放って行くことはできなかった。
津波に襲われる最後まで、移動させることができなかった患者さんに寄り添ったのだ。
フィクションの物語と分かっていても、涙が溢れた。
動けない身体の患者さんも覚悟はしただろう、が、最後の瞬間に誰かが一緒にいてくれることの安心感はいかばかりだったろうと、ユーコの覚悟をも知る。
携帯のシムカードに残ったメッセージで、その遺言を聴く鈴愛。
9月29日(土)
「半分、青い」最終日。
「スパロウリズムのマザー」と名前変更した扇風機の発売記念パーティーの日。
青春時代、「雨の音が奇麗に聴こえる傘を作って。」
と会話した傘を律が作ってくれた。
鈴愛の七夕の短冊には、
「律の傍にいられますように」、
律は自分の願いを、こう伝える。
「鈴愛を幸せにできますように」と。
北川悦吏子さん、ありがとう。
やっぱり、律と鈴愛はこれからの人生を一緒に歩むと約束してくれましたね。
お互いにここまでくるのに長い回り道をしたけれど、やっぱりこうなる運命でした。
一緒に笑ったり、怒ったり、泣いたりしました。
今日は、昨日流した涙を越えて、安堵の清々しい思いになれました。
制作スタッフの皆さん半年間お疲れ様でした。素敵な朝ドラ成功ですね!