ペットになった元実験犬「しょうゆ」。
ペットになった元実験犬「しょうゆ」 獣医大生が譲渡願い出る。
以下引用
三宅さんは4年の時からしょうゆの世話係として、えさやり、糞尿の始末、シャンプー、爪切り、散歩などを行い、「人が来ると、すぐ寝っ転がってお腹を見せるようなフレンドリーな性格」とかわいがっていた。
10歳のしょうゆは2018年春まで、獣医大学で学生が麻酔や身体検査などを練習する実習用に使われていた元実験犬。高齢犬なので別の実験に使われる予定だったが、世話係だった女子学生の強い希望でペットとして譲渡されたのだった。
以前から実習犬が高齢になったら、研究用に実験に使われ安楽死処分されるとは聞いていたが、今年3月にしょうゆが実験に使用されることを知った。「ショックでしたが、自分は無力で何もできないとも思い、せめて毎日散歩に連れ出してやろうと思いました」。翌日散歩でうれしそうに走っている姿を見て「こんなに元気なのにかわいそう。『私にできることは何でもやらなければ』という気持ちに変わり」、勇気を出して大学に引き取りを願い出た。
上記引用
次の実験用として審査中だったしょうゆちゃんは結局お世話係の学生さんに引き取られたので、読者の私としては
「よかった~!」
と、安堵したけれど、こういう実験用の動物の引き取られたという話はほんの一握りのニュースになるくらい
珍しい事なんではないかと想像する。
動物のトップに位置する人間が力関係の下位にある動物の命を人類のためとは言え、左右しているんだという
現実をこの記事により実感させられたのだ。
私が獣医大生であって、こういう現実を見せつけられていたら、そこに留まることは辛すぎると思う。
しかし、実験用として命を提供してくれる動物のお陰で、人間の医療の発達にも貢献してもらえる
のも現実である。
そして、それは誰かが、辛くても行ってくれているのだ。
現実社会には矛盾も大いにある。
数ある実態の中の一つであるだろう学生と実験用犬の心暖まる話ではあっても、「しょうゆちゃん」が
残りの犬生を実験には使われないペットとして生きられることには拍手と感謝を送りたい。👏
しょうゆちゃん、三宅さんと末永く元気に楽しく過ごして幸せになってね!
そして、お疲れ様でした!
今まで私達のために貢献してくれてありがとう!