5時間のお喋りは、あの寒波の日だった。
昨年末までにとうとう時間が持てなかった友人とのランチ。
やっと2月に入り実現した。
それがあの日だった。
2月10日(金)の全国的な寒波の日だった。
当地では雪の予報がなかったので兎に角約束した。
お喋り目的の時はドリンクバー付きのファミレス集合と決めてある。
約束の時の合言葉は
「いつもの時間に、いつもの所で!」
でお互い了解。
いつもの時間とは、ファミレスの開店時間なのだ。
とにかく駐車場が満杯になる前に入店、そしていつもの席に。
それからは、ランチセットとドリンクバー付きのお陰で、お喋りとドリンク類と
トイレの三角関係が上手く保たれて、数か月振りの溜まった心内を一気に吐き出す
ようなお喋りが続いた。
有難いことに、私にはいろんな場所でのお喋り相手がいる。
しかし、その場、その場でできるお喋りにも範囲や深さがある。
そんな中で、一番本音に近い話ができる相手であり、場所であるのだ。
お互いに話し、聞くを繰り返し、お互いに満足する。
こんな相手がいることが本当に有難い。
だから気付くと5時間・・・。
外は雨、まだ雪にはなっていないが車が行き交う景色は寒そうだ。
会計を済ませて外に出ようとしたら、
「寒っ!」
という出ることをためらう風だった。
お互いに、上着をしっかりと着て、心は満足一杯で、それぞれの車に乗り込んだ。
久し振りに満足感一杯の一日となった。
彼女に、ありがとう!と手を振って別れた。