それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

外地育ちの2世の教育。

 

SNS社会の今、海外で暮らす方の子供の教育の記事に驚くと共に、

言語のことで悩まれるのではないかと、他人事ながら

「どういう教育をしているのだろう?」

と、疑問に思っていた。

そんな方は沢山いらっしゃいました。

 

スイス在住の方の記事をリブログさせて頂いたこともあります。👇

 

そんな思いをもっと説明して下さる記事に出会った。

アメリカに長年住んでいらして、マコムロ問題などの疑問点を、

進学、ビザ、税金などの点などから鋭く指摘されている方のブログです。

 

 

「外地育ちの2世の教育」

という視点から書いておられます。

 

以下引用

 

言語教育にも例外はあるよ。
知り合いは日本人両親ともに教師で家庭内には英語の新聞雑誌があって、博識だったので子供もそれなりに言語優秀に育った。イギリスの作家Kazuo Ishiguroなんてこの口ね。

 

 

知り合いの家族はやはり母親が教師で、確固とした言語教育の計画を持っていた。とにかく子供がアメリカ社会に出ていく(プリスクール)まで、家庭内言語は日本語のみ。(アメリカなのに)

徹底的に読み書き話すは日本語に統一した。
読ませる本は絵本から日本語。日本語のビデオ、日本語のテレビ。3歳になることには完全日本語ネイティブに育ち(日本語しかしゃべらない)

それからプレスクールで英語デビューした。母親は言語サポートを完全英語に切り替え、徹底的に英語のサポートをした。
一度子供の中で高度な母語の言語構築が済むと、2言語めの言語構築もあっという間に習得されるのだね。
子供の日本語の発音は完璧。

子供に言わせるとプリスクールに行ったら全く知らない言語に面食らったが、それが言語だとわかると日本語とすり合わせて覚えたと。母親が家庭内で教材を今度は英語に切り替えてくれたのであっという間に英語が入った。この子の日本語と英語の切り替えは、おばちゃんの人生で見た中では一番早かった。

蛇足だけど、おばちゃんの周りの何千人の日系社会で見たバイリンガルの子供は3人だけだ。
ギフテッドの兄妹が別枠で2人。トオル君の英語はWritng能力は高くなかった。当たり前だが母語の書き能力が低いと、第二言語の「書き」も当然だが高くない。

 

上記引用

 

 

この記事を読んで皇后雅子様が本物のバイリンガルだという教育方法を読んだ

事があったのを思い出した。

大まかに言わせて頂くと、小和田家では日本人としてのアイデンティティーをきちんと

作ってから外国語を習得したということだった。

 

英語で物事を考えるのではなく、母語で考え、英語にすり替える訓練がなされて

いたということなのだと。

だから、雅子様はきれいな日本語文字を書かれるというし、勿論漢字もきちんとされているのだろう。

流石に、小和田家ではきちんとした言語教育がなされていたんだと尊敬する。

 

今回の記事を読んで、同様な教育がなされたのだと納得した。

(その点では川島家ではそうでなかったようで日本語の基本がなされていないと漏れ伝わります。)

 

英語や他の外国語を喋れるのは”群馬のブラジル人”を想像すればわかる、と

何処かで読んだ。

喋れるだけは覚えることができるが、書くこと、読むこと、考察すること、考え方を組み立てることなどは全く違うことなのだ。

母語がきちんと摺りこまれていることなのだと解りました。

 

「mikie club」様、ありがとうございました。