”ハーフ、国に捨てられ、国を捨て。”
「あっちゃんあぱりさん」リブログ失礼します。
海外の住む方々のブログを拝見することが容易になり、また多くなりいろいろ
考えさせられることが多い。
この方はご主人、ご本人共にハーフの方です。
ご主人が英仏、ご本人が日仏でいらっしゃる。
そんな方の生活は海外にいても言葉も幼少期から馴れ親しんでいたことだと思いました。
しかし、子供を育てることになるとまたご自分の考え方との間に違った考え方が
出てくるのだと思いました。
恋愛時代はお互いの存在は新鮮だと思うけれど、子育てになるとその子供さんの
将来のことも考えなくてはならない現実があるのだ。
自分を育ててくれた文化をそのまま与えることではない現実には違和感も生じるだろう。
実際に、私の友人のお子様は一人っ子さんでありながらドイツ人の方と結婚し、
ドイツで子育てをしている。
日本で言えばもう中学生くらいのお孫さんになる。
お正月などには家族で帰国、帰省したりするようだ。
では言葉はどうしてる?と私は訊いてみた。
やはり、ドイツ語の会話になるとのことだ。
彼女、そしてご主人からしたらカタコトではない日本語で話したいだろうな~と推察する。
恋愛、結婚をするかしないか、する時はどんな将来を想像するだろうか?
それは若い時の考え方による。
外国人と結婚といえば、
「わ~、カッコいい!言葉も覚えられるよね~。」
なんて思うかもしれない。
でも、相手の国に住むか、日本で暮らすか、はたまたどちらにも関係ないが
仕事の関係で第三国に住むかもしれない。
そうしたら次世代がどこの国の言葉が母国語になるかは決まってくる。
言葉はその国の文化そのものなのだ。
だから子供にとっての言葉の問題は本当に選択が難しい。
だから、ブログ主さんは子供さんとの会話での日本語にこだわっているし、悩む。
想像から現実問題になっている真っ最中なのだと思う。
そして、ご自分のアイデンティティー、国籍の問題。
ビザの申請より難しいようだ。
手続き上もそうだろうが、一方を選択すれば一方から捨てられたように思う。
徹頭徹尾日本人の私などには想像がつかないが、どちらの良い所も理解できるからこそ、
成人してどちらか選ぶというのは難しいのだろうけれど、ハーフの方にはそれなりの
葛藤があるのだということを教えられる。
でも、選択肢なしで日本人ということと、自分の意志で選択できるということと
どちらが幸せなのかなんて、本人が選ぶ以外に道はないのでしょう。
私は、日本人として育ち生活できることを幸せに思っている一人ですが・・・・。