アンという名の少女3 (7話/10話)
アンという名の少女3
―自分の価値を決めるのは自分だけ― モンゴメリの不朽の名作『赤毛のアン』をドラマ化した人気シリーズ、最終シーズン[全10回]
(7)「正義を信じる行い」
最終シーズン。
アンが学校新聞に書いた男女平等を訴える記事で村は大騒動に!
村の女性たちの反応は? アンが学校新聞に書いた男女平等を訴える記事で村は大騒ぎになる。ステイシー先生やほかの生徒に相談せず、勝手に書いたものだった。
保守的な学校評議会は、学校新聞の発行を続けさせる条件として、
アンを担当から外すよう求める。
さらに扱っていい話題まで評議会で指定するという。
この騒動がきっかけで、村の女性たちは男性たちに不当な扱いを受けていることを感じ始める。
一方、アンはジェリーから恋愛相談を受ける。
(7話)あらすじ
ジョーシーがビリーに傷つけられたことに触発され、アンが書いた女性の権利に関する学校新聞の記事が波紋を呼び、評議会は新聞の内容を規制する。アンは生徒たちを率いて抗議行動を行うが、
(8話に続く)評議会が学校から密かに新聞の印刷機を盗み出し、失火が火事を起こす。アンはダイアナとジェリーの交際を知り、二人の友情にひびが入る。
以上引用
アンは自分は間違ったことはしていない、と騒動で傷付けてしまった同級生の女の子
ジョシーに直接謝りに行く。
(このシーン、”直接”というのがいいな~!と思った。メールやLineで送って終わり!ではなく
目と目を合わせて話せる。今の時代は忘れられているかもと。)
一度目は頬を引っぱたかれる。
二度目は、アンの方から、
「もう一度叩いてもいいわよ。」
と先ず言い、許してはもらえなかったが、ジョシーが呼び止めてアンに訊く。
「あなたはどうして自分のことを、あんな風に考えられるの?
沢山の恋愛経験があるわけでもないでしょうに?」と。
女性がまだまだ結婚していい妻になることだけを当然とされていた時代が背景。
先の新聞の中身が気になるが、(タイトルが3つあった。)
女性は完璧に女性自身のものであるということが基本表現。
女性たち、その意見に賛成の男性たち、村の住民が学校の
評議委員会に抗議に行く。
そのシーンがこちら↓
「言論の自由は人権である」というプラカードを持って。
彼等は写真の通り、口を布で覆っている。
すると評議委員たちは「やめさせろ!」と叫び、
無理矢理取り上げようとする。↓
↓その状況をステイシー先生とカメラマンが写真に記録する。
↓そしてステイシー先生が言う。
「この子達はもう子供じゃありません!」と。
周りにいたアンの意見に賛同する人達の拍手が起こる。
私はこのシーンを見て、これが”(7)「正義を信じる行い」”なのだと
感動した。
現代で言えばデモです。
20世紀初頭の物語の中、日本で言えば明治の頃、女性の権利を新聞に発表する。
古い考えを直していこうとする活動。
下手をすると、一旦噂になれば村では生きにくくなり、その噂は女性の生涯に
大きなダメージを与えてしまう時代にデモです。
原作「赤毛のアン」から「アンという少女」にドラマ化されたシリーズは
期待に応えてくれるドラマだ。
日本でも言論を弾圧しようという風潮が赤坂界隈から起こっている。
この猿轡のような布の表現!日本でも採用したらいいなと思った
けれど、今はマスクですね。
その上から布で覆いましょうか!?
「私達国民はこんな状態です!よ~~。」と。( ´艸`)