Faxが送られてきた。
コピー用紙の印刷をしてことは終了、のつもりだった。
用紙の内容は最後まで印刷されている。
しかし、Faxは点滅していて終了していない。
「インクリボンがありません。」
と表示されている。
「ん?インクリボン?無くなると印刷されない?補充するまで点滅状態?」
これは落ち着かないと、”インクリボン”なるものを用意するしかない。
実は・・・、Faxの中を見るのは、Fax用紙を送信する時と受信したものを印刷する時以外ない。
それに、私の連絡事項なら全てPCとスマホで済んでいる。
Faxでの連絡事項は夫の関係のことだけだ。
多分、夫のいろんな仲間達の年代では連絡したい全員がLineとか
メールで済ますことができないのだろう。
かと言って、固定電話も必要?(いろんな勧誘などの電話が主流で、公的機関とかの携帯番号で登録していない所からの電話対応になっている。)な部分もあるので以前通り使っているが、お互いにデジタル機器で連絡できるならFaxでさえ不要
なのだ。
だから、インクリボンなるものを交換したことがない私は、とに角点滅を解決したいがために家電販売店に行くことにした。
(Faxが送られてこなかったらこんな時間を使う必要がないのに~~~!)
午後の予定はしっかりあるので、全て午前中に済ませたかった。
自宅から近い距離ではNojimaだ。
店員さんにインクリボンについて訊いてみた。
やはり電話機のメーカーと、型番と合うインクリボンである必要があるのは明確なことだ。
私の想像力不足のため一旦帰宅して型番を確かめて、在庫品と互換性があるかどうか確認の電話をしたが、Nojimaさんから折り返し電話をするという約束がちっとも果たせないでいた。
Nojimaさん、残念です。
Nojimaさんを諦めて、Yamada電器さんに照会を試みた。
その場で調べてくれて、当Faxに合うインクリボンなるものが見つかって、買うことができた。
ここで一言。
Nojimaさんの電話対応は入り口で前置きが長くて(音声は録音するだの何だの・・・。)
本題に入るのに物凄く時間が掛かり、オペレーターが出てくるまでどれくらい待ったか。
それに比べて、YAMADAさんの方は普通にすぐに店員さんに繋がり、商品の互換性と在庫を調べ、その場で解決した。
「はい、その型番に合うインクリボンはあります!」
が嬉しかった!
このスピード感で、私はすぐにYAMADAさんに走った。
もう、午後の予定キャンセルは必然なので早目に取り敢えずメールをしておく。
結局、あちこち走り回ったお蔭で午後の予定を諦めざるを得なくなったが、
「インクリボンがありません。」
と、点滅は電源を抜かない限り続いていたので、解決に集中するしかなかった。
帰宅後、電話機を開けてそのインクリボンなるものの交換に挑む。(しかない)
↑(我が家のFaxに合ったインクリボン)
「取り付よりも元のリボンを外すのはどうやって?
え~!?古いのは全部使い切ってないみたいだけど?
これを外して、これをストンとはめて、ロールを巻くと・・・。」
何て具合に何とか交換できた。
こんなこと、当たり前と思う方は、
「こんなことぐらいに振り回されて・・・。」
なんて呆れることでしょうが、私の”インクリボン事件”は人生初めての経験でした。
何と言っても、
「は?インクリボン?」
から始まったことなので交換してFax自体の点滅が消えて、通常の電話機状態に戻ったことは妙な達成感にまで発展したのです。
元々、Fax付電話機の構造も知らないまま、操作さえすれば永遠に使えるなんて能天気に思っていたことが間違いでした。😢
最悪の時は、いろんな防犯用表示もある電話機に変える事なども考えていたけれど、
いざ、家電販売店の展示品を見ると、はっきり言って品薄です。
Fax自体が未来型の製品ではないし、生産地が海外なのでそこの工場の事情などあって製品そのものが入荷しないのです。
最悪、展示品の他は無い状態と言っていいかもしれません。
徐々に、今使用している物が故障すれば部品なども無くなっていて
修理などもできず、製品もなく、となればFaxは使えなくなるということですよね。
(新製品は無くはないですが・・・。)
最近は住宅機器、トイレや給湯器なども海外での生産のため発注しても製品の入荷は不安定で、入荷待ちのハウスメーカーもある状態と聞く。
実際友人宅もトイレの交換を発注して入荷待ちです。
我が家も給湯器の入荷待ちです。
何でもある豊かな時代ではない、ということがチラホラ聞かれる世界事情のようです。
使い捨ての時代は終わり、物は大切に、の時代に戻りつつあるように思えた
インクリボン事件でした。