ワクチン接種で、ちょっと言いたい。
オリパラも50日後と迫っているこの頃、国民のワクチン接種も加速がついてきたように見える。
しかし、各地の行政のやり方は様々のようだ。
ある病院では、予約なしで頼ってくる患者に人数制限(200人?)ではあるが、先着順でドンドン接種していた。
病院の玄関先にテントまで張って、待っている人達の待合場所を作っていた。
ある行政では朝から役所の前に行列ができていて、予約を取る窓口を設置していたようだ。
順番が来て、予約を役所のスタッフがお手伝いしたが二百人位が並んで、早朝から一番に並んだのに予約さえ取れなかったと”捨て台詞を吐いて”立ち去る高齢者(多分65歳か70歳以上)もいた。
気持ちは解る!
そりゃそうだと思う。
予約が取れたのはたった4人で、その日は受付終了だったのだから。
こんなことが日本全国あちこちで起きている。
一回目の接種できて安堵している人、一方で行列に並んでも予約さえ叶わなかった
人達がいる。
何なんでしょう、これ!
こんな様子をTVのニュースで知ったり、見たりするとやっぱり「ワクチン接種方法の根本的なシステム」が間違っているとしか思えない。
先ず、接種年齢を決めて順次するという方法。
予約をネットでと決め乍ら、そのデジタル機器に不慣れな高齢者から、その方法で始めさせるということが間違いだったと思う。
だから、早目にスタートしたにも拘わらず、まだ一回目さえ済んでいない85歳以上の高齢者が存在する。
ネットは使えない、電話は繋がらない、応援窓口にさえいけない。
仕方なく、キャンセルを待つことをかかりつけ医にお願いした人もいる。
その場合も電話をしてもらえる医院と、それはできないという医院もあるのだ。
だから、デジタル機器を扱っての予約でのシステムなら、医療関係者の接種が始まった頃、
デジタル機器に慣れた30代位のデジタルネイティブ年代の人達から始めて、その中で何が問題なのか不具合が必ず発生することが出る筈なので、それを解決しながら、システムのアップデートをした上で、不慣れな高齢者にはどのように提供するかというくらいのことをするべきだったのではないかと思う。
https://coeteco.jp/articles/10166
勿論、最初に若い世代から接種などと発表すれば反発や批判はあるだろう。
しかし、ネット予約のシステムには一旦、実行した後の検証が必要だったと思うのだ。
その検証の役割を担う30代と説明すれば、もっとスムーズに事は運んだのではないかと思うのだ。
もっと言えば、全国民の接種日を指定してしまい、都合が悪い場合のみ変更等のことでよかったのではないかと思う。
政府の想像力のなさのシステム造りを非情に残念に思い、怒りさえ感じている。
こんな風に考えるのは私だけでしょうか?