それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

匠鳥・エナガ。

匠鳥、エナガ

 

NHK「ダーウィンが来た」より。

里山のもふもふ鳥エナガ
超かわいい、こどもの防寒術。
 

残念!エナガの巣作りの映像が収められなかった!

(番組の途中からの録画のため・・・。残念、残念。)

 

これ、最小限まで狭さを追求した、中に羽毛が敷き詰められた巣の入り口。

この巣は苔と蜘蛛の巣を引き伸ばしたもので造られていて、両掌に入るくらいの大きさ。

潰す位の力を入れても、横から押しても、弾力があって、それでいて暖かい。

羽毛の数、そっと数えたら1,000枚はあったという。

それだけの回数、親鳥は往復して羽毛を運び込んだということです。

そして、逆さになって、脚で内側からキックして巣を固めていた。

頑丈な、暖かい巣ができるわけです。

 

巣作りが匠なので、「匠鳥」と呼ばれる所以だそうです。
 
大鷹が獲物を食べる場所に羽毛がまとまって落ちていることを知っている。
その羽毛、それもダウンの部分まで集めてあるので、寒い冬を乗り切れるのだそう。
春、それも早めに子育てを終了させるために。

 

4月、春になっての餌に最適なのが「尺取り虫」、栄養をためこんでいるのだそう。

木を揺らすと、「尺取り虫」だけが微妙に揺れるので木の枝と見分けるのだと言う。

 

 

 

4月、冬眠から醒めたアオダイショウが巣をねらって近づくと、ひな鳥たちは巣から飛びたつ。

早目に子育てを終えてあるから雛たちは飛び立てるまでに育っているそうだ。

危機を逃れることができました。

 

アオダイショウは諦めてその場から離れていきました。


 

巣から出た雛達はまだ、雨の降る寒い日などはどうするかというと、
木立の中で一列に横並びになって身体を寄せ合って体温の下がるのを防ぐのだそう。
それも、時々位置替えをして、端にいた雛を真ん中に入れたり、その逆もするんだそう。
雛なのに、凄い知恵ですね。
 
 
里山に生息しているこの「エナガ」、最近は都市部にも見られるようになったという。
その理由は、羽毛の提供鳥である大鷹が都市部に移っているからなんだと。
 
 
凄い巣作りの技術を持ったエナガという鳥のことは知らなかった私。
 
たまたま目の前で始まった番組を観る予定などなかったが、その作業工程に
見入ってしまった。
 
彼等の遺伝子がさせる作業だとしても、こういう作業から人間の建築学やエネルギー学?
などに、影響を与えて、そこから学ぶことが多いのは現実としてある。
 
エナガ、匠鳥、を記憶に留めたくて記事としました。