それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

パン屋さんの前の小鳥。

我が家から距離的には遠いが、街中に用事がある時は寄りたいパン屋さんがある。

 

駐車場を気にしないであちこちウィンドウショッピングできるように自転車で出掛けた。

天気は晴天、空は真っ青だ。

自転車で走ると気持ちがいい。

 

パン屋さんで、久し振りに奥さんとも会えてお喋りしていた。

すると、奥さんが、

 

「ほらほら見て、ず~っとああして羽ばたいてるの!」

ショーウィンドーの向こう側で小鳥がこちらにアピールするように舞っている。

小さな羽をバタバタ?ヒラヒラ?させて上下しているのだ。

多分、セキレイだと言う。

 

 

「ああ~、本当だ、続けてるんだ~!」

と、そこに居たご主人と三人で様子を見守る。

 

すると、奥さんがパンくずを持ち出して道路にまいた。

「こうして、餌を貰いにくるの。他の面のショーウィンドーの方でも上下左右と舞って見せるの。」

と、説明してくれた。

 

 

そして、説明は続く。

「ほら見て、右脚の先が無いの。片足でちょんちょん歩いてるんだよ。」

と。

確かに、よく見ると前脚の先がない。

生まれつきなのか、事故にあったのかはお店の方も分からないと言う。

 

しかし、ここだけでなく、通りの端の方、繁華街に近い方でも、目撃したと言う。

飲食店などもあることから、小鳥は小鳥なりに生きる術を習得しているのかもしれない。

 

その鳥がお店の前で舞う鳥と同一のものかというのが、”前足がない”ということで確認

できたというのも皮肉なことかもしれないが、他の小鳥が来ると、縄張りを主張して威嚇するそうだ。

しかし、そこは自然界、自分より大きなヒヨのような鳥が来ると退散するのだという。

 

小さな、ちょっと障害を持った?小鳥が現れたことで、パン屋さんの奥さんとご主人は

”自分アピールする”セキレイ観察とお付き合いを楽しんでいる様に見えた。

 

バックには自然界というものを背負って生きる生物たちの生き様は人間の生活にも影響を及ぼすものなのだと思った。

 

セキレイちゃん、素敵な舞のダンスだったよ。

元気でいてね!