お飾り。
新年にご近所の正月飾りを見て思ったことがある。
先ず、正月飾りの意味を引用させてもらいます。
以下引用。
「お正月飾りを飾る場所と時期」
そもそも、なぜお正月になると、家の門や玄関にしめ飾りをかざるのでしょうか?
これは家に「歳神様(としがみさま)」というお正月の神様を迎えるため。歳神様は、新しい年を元気に過ごすための力をさずけてくれると信じられています。
他にも、家の中や外にまつられている、さまざまな神様のためにも付けられます。
玄関口には門松と一緒に豪華なしめ飾り。神棚にはしめ縄、水廻りにはしめ飾りを簡略化した「輪飾り」など、場所によってお正月飾りを変えるのもポイントです。
門松を含め、お正月飾りをかざり始める時期は一般的に、12月13日から12月28日、30日がいいとされています。
12月29日は「二重苦」や「苦」を連想させ、31日は一夜飾りや一日飾りといわれるため、避けたほうがいいそう。
お正月飾りをおろす日は、関東地方は1月7日、関西地方は1月15日など地域差があります。おろした正月飾りは、「どんど焼き」という行事や神社などで燃やします。
以上引用
こういうものは其々地方色があるものだろうと調べてみた。
一番印象に残っているのが、伊勢神宮参拝に行った時の各戸に飾られていたのが
初めて見る丈の短いものだったので、地方によって異なるのだと知ったことだ。
その上、伊勢周辺では365日飾るということで、私が見たのもお正月の時期を過ぎていた。
それで、調べると、お札に書かれた文字もいろいろあるようなので以下に引用する。
「蘇民将来子孫家門」を貼る訳。
須佐之男命がこの地を通った時、暴風雨に遭って、一夜の宿を富める巨旦将来に頼んだが、断られた。そこで、その兄の蘇民将来の家に行った。蘇民は貧しかったが、情け深い人なので、須佐之男命を暖かく迎えた。
命は喜び、そのお礼に「悪病が襲うから、家の周りを茅垣で囲うように」と教えた。翌朝村人はみな死んでいた。命は立ち去る時、「悪疫が流行したら蘇民将来子孫家門と書いて門口にはるとよい」と言い残した。
以後この地方では、正月に門口に「蘇民将来子孫家門」の木札を注連縄で飾り、厄除けとするようになった。
という言い伝えを載せていますが、こうしたことからか、現在でも札に蘇民将来子孫と書いた注連縄を飾り、家の中に邪霊が入るのを防ぐ呪符の意味を持たせているようです。(引用:伊勢志摩きらり千選)
ということで関東地方のお飾りとはちょっと違うということがわかった。
飾った後は「、おろした正月飾りは、”どんど焼き”という行事や神社などで燃やします。」
と書かれていたが、勿体ないからと何年も使い続けていいものなのか?と疑問を持った。
その訳は、ご近所のお飾りが、多分毎年同じもので小さな、あまり他で見ないような物なのだ。
「歳神様」をお迎えしてその年の厄払いをする意味だとすると、3年間同じものなら
「歳神様」は3年分堆積してるってこと?
早くから飾っても2週間程で焼いてしまうのは物としては勿体ない。
しかし、お飾りは厄除けされたお札、あるいはしっかりとした目的のために貼られる
お札がついているのだと思うのだ。
そこで「節約」は違うんじゃないかと、そのご近所さんの家の前を通った。
しかし、そういうことも個人の自由なので、そんなお飾りもあるんだと理解するに留まった。
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