それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

猫の首輪。

今月、9月の敬老の日を含む3連休の頃、気になっていたことがあった。

 

いや、もっと前から気にはなっていたと言った方が正解かもしれない。

猫の首輪のことだ。

 

家猫さんでも、首輪をしていない猫もいるが、家の猫はずっと首輪は付けていた。

一番の目的は”鈴”を付けていて欲しかったから。

 

小さくても、「チリチリ」と鳴る音で居場所がわかる。

猫は足音がしないので、振り返りざまに踏みそうになることがあった。

お客様が来ると隠れてしまうので、小さな音でも居場所が分かって安心する。

毎日お散歩をするので、リードを付ける時に接続部分があるので、サッと用意ができる。

 

以上のような理由で首輪は必要だった。

 

他の飼い主さんの話では、小さい時に首輪をつけたのだけど、嫌がって外してしまうという猫もいるようだ。

本当に、何とかして外すのだそうだ。

 

首輪に、脱走した時などの為に、飼い主の住所や電話番号を記してあるなんていう方法をとっている人もいる。

 

我が家では、去勢手術の際に市からの補助で、代わりにチップを埋め込むことを義務付けられていたので、登録番号を記録してあるので、それはしていない。

 

ざっと言うと、猫と首輪の必要性はそんな所だと思う。

 

以前は皮革製の物を付けていたが、首の辺りが擦れるように見えたので、布製の方が首に

優しいかと思い、最近は柔らかい物を付けていた。(つもり)

 

しかし、首回りの毛が擦れるように見えるので注意を払っていた。

それで、「敬老の日」辺りにはもう、限界かもと思った。

 

毛が擦れて、皮膚が見えているのだ。

首輪をキッチリとしすぎて締まっているわけでもなく、首の太さに余裕を持ってゆるゆるにしてあるのにだ。

 

だから、決めた。

首輪を外そうと。

 

このままで、猫が痛い思いをするくらいだったら、家の中にいるんだから、居場所がわからなくてもいい。

散歩の時はハーネスも考えられるし。

しかし、「散歩に行かない」は習慣になっている猫には説明しても納得しないだろう。

 

それで、決めた。

 

ハーネスも嫌がるかもしれないので、一日の内の散歩の時間だけ首輪をしようと。

 

そのために、首輪が首に優しく触れる工夫をしようと。

首輪に、布を巻いて当たりを優しくしてあげようと考えた。

タオル地では猫の首には太すぎる状態になるので、手ぬぐい地ならなんとかなりそう。

それで、使い慣らした、清潔な手ぬぐいを短冊状に切って、首輪に巻き付けて、当たりが柔らかくなるようにしてみた。

 

リードを付ける部分だけは残して、取り外しが簡単にして、ここの所そんな方法で三日間程

うまく散歩ができている。

 

取り外しに時間が掛かると猫は、

「何やってんだよ~、早くしてよ~!」

のようにブーブー文句のごとく

「ニャ~、フニャ~!」

なんて鳴いているけど、首の周りは落ち着いた様子を見せている。

 

もっと、早く決断するべきだった。

あのままだったら、皮膚が赤くなって、皮膚まで傷付けていたかもしれない。

刺激の少ない軟膏を付けて回復を待った。

 

以前月に一度位の頻度でシャンプーをしていたが、その時に首輪を外すと、

「あっ、またお風呂でシャンプー?!」

と猫は好きではない状況を察して、緊張したものだった。

 

それは、逆に首輪をつけて貰えば、そんな状況ではなくなると、安心したものだ。

 

でも、今は首輪無しで四六時中過ごしているが、とっても安心した様子でまったり暮らしている。

全てが慣れなのかもしれない。

 

それにしても、そんな状態にしてしまったのは私の管理不行き届きが原因なので、

毎日謝りながら、首回りの状態をチェックしている。

 

他の部分より毛は少ないし、短いけれど、徐々に周囲と馴染む程になってくれるものと

祈っている。

 

「ごめんね、こんなにしてしまって、ごめんね・・・。」

と、手を当てて、撫でると、猫はうっとりと気持ち良さそうにしている。

 

こういうことが「手当て」なんだろうなと思いつつ、撫でている。