それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

強い味方!「男手」

お盆休みに息子達が墓参りに行くと伝えてきた。

父親も誘って、とのつもりだったようだ。
 
市内には、我が家の先祖のお墓があるが、息子たちにとっては曽祖父のお墓は訳あって?
隣県にあるので、盆暮れはそちらにも墓参りする。
 往復4時間位の距離だ。
夫が先だって済ませてあったので、息子たちだけで行ってきた。
 
その後我が家に寄って、食事をした。
 
食事を待つ間に、夫と私の車のちょっとした修理が必要な部品を取り寄せてあったので、それを直し、オイル交換も点検して、ささっと交換してきてくれた。
その上、夫の車は手入れが行き届いていないので、掃除と洗車もして、ピッカピカになって
戻ってきた。
(私は機械部分には疎いが掃除、手入れだけは毎日欠かさない。)
夫は普段の取り扱いに照れて苦笑いして、「ありがとう」と一言だけ。
 
その上、タイヤの状態まで診てくれて、次の日に、常備してあった新品ではないが、状態のいいタイヤに交換してくれた。
 
 
私達は中々そこまで気がつかないので、何かの折に実家に寄る機会に、車の整備状況を気にしてくれる。
彼は整備士でも何でもないが、車が好きで、整備状況が気になるらしい。
だからいろんな知り合いがいて、タイヤの情報なども私達夫婦の車に適したお得情報なども入って来るようだ。
 
ついでに、台風に備えて、ちょっと背の伸びた植木の高い位置の枝も切ってくれて、いろんな箇所がさっぱりとした。
 
こういうことが「男手」の強みなのだ。
 
でも、我が家の夫は既に「男手」を引退して(いや、最初から無い)しまっているので、植木に関しては私が現役で管理するしかない。
 
でも、たまに、こうして頼れる「男手」がしっかり働いてくれると、やっぱり力強く、スピーディーな「男手」っていいものだなと感謝しきりなのだ。
 
今回墓参りした「曽祖父」が働き者だったということなので、息子本人は父親似ではなく、
曽祖父似なのだと、宣言している。
父親である夫はまたも苦笑いするしかない。
 
働き、ということは、「気付き」「解決」する能力なのだと思う。
先ず、物に対する観察眼があること、解決までの行程を考えられること、そしてその先には想像力が加わること、そんな能力を総じて「働き」だと私は思う。
 
ある人とない人の人生は大きく違うと思うが、無い人にはある人の能力は見えない。
残念なことに、私はない人と結婚したようだが、息子たちは、その前の前の有る人の遺伝を継いだようで有難い。
 
息子たちは普段離れていても、ここぞという時は強い味方でいてくれる。
これぞ、「男手」!